昨年のスーパーGT300クラス王者で、今シーズンもGT300クラスにエントリーしていたハセミモータースポーツが突然の参戦休止を発表した。
9日、ハセミモータースポーツはプレスリリースを通じ、2011年のシリーズ参戦を休止すると明らかにした。
リリースによれば、チームは今シーズンも参戦の準備を行ってきたが、諸般の事情により参戦体制を確立するに至らず、シリーズへの参戦を断念することになったという。
また、今年もタカラトミーといったスポンサー各社から引き続きサポートを得られる状況だったとしているが、レース参戦ができなくなってしまい、これまで応援してくれたファンやスポンサー、関係者に対しお詫びの言葉を述べている。
今年で設立30周年を迎えるハセミモータースポーツは元レーシングドライバーの長谷見昌弘が代表を務めるレーシングチームで、スーパーGTの前身である全日本GT選手権がスタートした1994年から日産のマシンで参戦。GT300とGT500の両クラスにエントリーし、2003年と2010年にはチャンピオンを獲得した。
なお、チームは来年以降の参戦は未定としつつも、今後復帰の可能性を模索するとしている。また、アフターパーツ部門に関してはこれまで通り営業を続ける予定だ。
