ディジョンレーシングは22日、2011年のモータースポーツ活動を発表し、スーパーGTにはHANKOOK KTRのエントリーで、『ハルヒレーシング』として参戦すると明らかにした。角川書店から刊行される人気ライトノベル作品、『涼宮ハルヒの驚愕』とのコラボレーションが正式に実現することになる。
オートスポーツwebでも既報のとおり、スーパーGTに新たな“痛車”が登場することになった。谷川流著、いとうのいぢイラストで人気を博する『涼宮ハルヒシリーズ』とのコラボレーションにより、ポルシェ997 GT3 RSRに主人公の涼宮ハルヒが大きく描かれることになったのだ。
このコラボレーションは、「感情移入しやすいアニメのキャラクターを描いたレーシングマシンに、応援する人々の気持ちを乗せて、間接的に世界と戦う事(気持ちの共有)は究極のメディアクリエイトだと言え、明日の社会の活力増大に寄与するもの(ディジョンレーシングリリースより)」というコンセプトにより実現。新生ハルヒレーシングとしては、『読んで』『見て」『来て』楽しむ、新しい形のエンターテイメントプロモーションを目指していくという。
チーム体制としては、すでにエントリーリストでも明らかになっているとおり、車名は34号車『ハルヒレーシングHANKOOK ポルシェ』。マシンはポルシェ997 GT3 RSR、チーム監督は鈴木恵一が務め、ドライバーは高森博士/マイケル・キムのコンビが決定。第2戦富士ではF3ドライバーの蒲生尚弥もエントリーされている。
なお、ディジョンレーシングは今季GTのほかにスーパー耐久ST-4クラス、ホンダエキサイティングカップ・シビックワンメイクレースの参戦を予定しており、こちらでも“痛車”での参戦を計画しているという。ちなみに、ディジョンレーシングのホームページ下部には、クレジットとして『ハルヒ』の他に『インフィニット・ストラトス』『英雄になりたい!』と記載されている。
