マクラーレンをわずか1年で離脱するとみられているセルジオ・ペレスが、今季不振に陥った同チームには、現実を認める謙虚さが足りなかったと述べた。
情報筋によると、マクラーレンは、2014年にはペレスの代わりに、今季フォーミュラ・ルノー3.5のチャンピオンとなった、育成ドライバーのケビン・マグヌッセンをジェンソン・バトンのチームメイトとして起用することを決めたという。ただしまだ契約をかわしてはいないということだ。
マクラーレンがマグヌッセンと契約すれば、ペレスは1年で同チームのシートを失うことになる。
マクラーレンは今季苦戦し、今のところ一度も表彰台を獲得できず、ランキング5位に沈んでいる。
マクラーレンでのこの1年には「とても失望している」とペレスは語ったと、12日、ブラジルのTOTALRACEが報じた。
「リザルトが目標を大きく下回ると、がっかりするものだ」とペレス。
「素晴らしいチームだ。その点に疑問を持ってはいない。チームにはとても優秀なスタッフもいる。でもこのチームには秩序がなく、現実に向き合うための謙虚さが足りない」
「シーズンを通してマクラーレンは素晴らしい働きをしてきたけれど、自分たちの実際のポジションを認めるのに時間がかかった。いい週末を送れればポイントを取れるが、優勝することはできないという状況をね」
ペレスは、チームプリンシパル、マーティン・ウィットマーシュについては称賛しているが、リーダーが優秀なだけでは成功を収めることはできないと示唆した。
「マーティンは素晴らしいリーダーだ。彼については何も言うことはない。立派なリーダーとして、見事にチームを率いている。でもチームはリーダーひとりで決まるのではなく、たくさんの要素によって決まるものだ。そういった要素があまり優れておらず、今年は特にそれが目立った」
来季についてペレスは「ベストの選択肢を見つけようとしている」と述べている。
現在のところ、ロータス、フォース・インディア、ザウバーが来年のドライバーをまだ決定していない。