ホンダは8月4日にミドオハイオで開催されたIZODインディカー・シリーズ第14戦の会場で、2015年に北米で販売を開始、その後全世界でリリースを予定している、新型NSXのプロトタイプをデモランさせた。
今回でも走行を行ったのは、現在ホンダR&Dアメリカズで開発を行っている新型NSXのプロトタイプ。新型NSXは、軽量ボディに次世代の直噴V型6気筒エンジンをミッドシップで搭載、走りと燃費性能を両立した高効率・高出力のハイブリッドシステム『SPORT HYBRID SH-AWD』を搭載したスーパースポーツだ。
NSXについては、すでにモーターショー等でプロトタイプが登場。すでに走行シーンのイメージビデオが世界に向け発信されていたが、多くの人々の前で実際に走行するのは世界初。すでにツインリンクもてぎでシェイクダウンされている2014年スーパーGT500クラス用マシン『NSX-GTコンセプト』のお披露目が8月16日に控えており、このタイミングでのコンセプトモデルの走行は、世界的な公開スケジュールに則った形と推測できる。
「新型NSX試作車両のデモンストレーション走行を、このミドオハイオでお見せできたことは大変感慨深いものだ。そして私たちは、2015年に世界中のお客様に、スーパースポーツモデルとして新しい走りの価値を提供すべく、新型NSXの開発を強力に推進していく」と新型NSXの開発責任者、テッド・クラウスは語っている。
The New Acura NSX Prototype