プレスインフォメーション\t2011年6月12日

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011 第5戦 (富士) 決勝

 富士. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011年シリーズ 第4戦 決勝レースを、2011年6月12日(日) 富士スピードウェイ(静岡県)にて開催いたしました。

気温21℃ 路面温度26℃

 6月12日、富士スピードウェイでPorsche Carrera Cup Japan(PCCJ)の第5戦決勝が行われた。心配された天候は朝から曇り空のままで、完全ドライコンディションでのレースとなった。

 路面が湿った状態でのレースとなった6月11日の第4戦では#14 安岡秀徒がポールポジションから完全勝利を挙げ、開幕からの連勝記録を4とした。オープニングラップに上位を含めた数台がスピン、コースオフによって脱落する波乱の展開の中で#47 藤田明の総合2位、#3 江本玄のクラス3位など“初達成"も多い内容となっただけでなく、第4戦のベストラップ順となる第5戦のグリッドには大きな変化があった。#14 安岡、#47 藤田、#16 横幕ゆぅのトップ3の後ろに、#3 江本、#8 櫻井澄夫、#44 Akiraが並び、常に上位グリッドにつけてきた#15 神取彦一郎、#5 高見澤一吉らが8番手、10番手と後方に沈む結果となったのだ。

 午後2時40分、15周の決勝がスタート。#14 安岡と#47 藤田は順当に1コーナーをクリア、その後方では6番手スタートの#44 Akira、5番手スタートの#8 櫻井と#16 横幕、#3 江本らが団子状態で1コーナーをクリアしてコカコーラコーナーへ。そこで#44 Akiraがスピンを喫し、すぐ背後を走っていた#8 櫻井も「ステアリングを切ってスピンさせるしかなかった」。これで2台はトップグループから脱落。そんな中で、後方8番手スタートとなった#15 神取が1周する間に5番手に浮上し、2周目に#3 江本を抜き4番手に、さらに4周目に#16 横幕を抜き3番手に浮上していた。

 トップ争いは第4戦同様に、序盤のうちに#14 安岡と#47 藤田の2台にしぼられた。「グリッドについた時にフロントタイヤが温まっていないことは分かっていました。だから、4周目まではフロントが入らず、つらかったですね」と#14 安岡が語るように、#47 藤田はスタート直後からぴたりと背後に食らいついた。だが、じわじわと#14 安岡と#47 藤田の差は広がり始める。「3周で体調が悪くなってしまったんです。タイヤがタレる前に体がタレた……」。#14 安岡との差は15周で13秒にまで広がり、最終的には#14 安岡が独走優勝で開幕5連勝を達成した。「レース後半はリヤがグリップしすぎました。今回は前半も後半も課題が残るマシンセットになってしまいました」。一方、2戦連続2位を獲得した#47 藤田は、大きな自信を得た様子だった。「今回のスタート直後の3周、ああいうレースを15周続けて安岡選手にプレッシャーをかけられるとおもしろい展開になるのかなと。彼も人間だからミスをしますからね」。

 3位には7番手からスタートした#22 Michael Greenが入った。「今回、大きくマシンセットを変えて臨み、それがすごく良かった。初めての表彰台には満足していますが、神取さんから最後にプレゼントをもらいました(笑)」。その#15 神取は14周目まで3番手を走っていたが、最終コーナーでまさかの単独スピンを喫していた。「Akira選手がリタイアしたというのを聞いて集中力が切れてしまったんです……」。これによって#22 Michael、#16 横幕、#3 江本の3台がファイナルラップに入る周に順位をひとつずつ上げ、#16 横幕はジェントルマンクラス初優勝を果たしていた。「マシンセットが合わなかったのかな。自分ではプッシュしていてもGreenさんや神取さんに抜かれた後もついていこうと思ってもできず……。ただ、今回の結果自体は自信になると思います。ラッキーな面もありましたが、総合でもこれまでのベストであった5位を4位とできたし。次は総合での3位以内、表彰台を狙いたいと思います」。総合6位の#3 江本はジェントルマンクラス2位、第4戦でのクラス3位を上回る結果を残している。「じつは神取さんのスピンにつられて僕もハーフスピンしそうになり危なかったです。最終ラップは何とか押さえきれました。2戦連続、最後は泣きながら走りました(笑)」。

 今回も#14 安岡の連勝は止まらなかったが、#47 藤田、#22 Michaelだけでなくクラスを越えて#15 神取、#16 横幕ら上位グループのレベルが上がっていると感じられるレース内容だった。約2ヶ月となる次戦の舞台、真夏のスポーツランドSUGOでも再び勢力図が動く可能性もある。7月30〜31日、スーパーGTの併催レースとなる第6戦・第7戦では、激しい表彰台争いに注目が集まる。

■第5戦決勝結果
Pos.\tCar#\tDriver\t Class\tCar Name\t Gap
1\t14\t安岡 秀徒\t C\tGARMIN PORSCHE\t 26'26.992
2\t47\t藤田 明\t C\tRIRE RACING\t +13.191
3\t22\tMichael Green\t C\tMIKE DIRECTION\t +21.480
4\t16\t横幕 ゆぅ\t G\tYOU DIRECTION\t +27.974
5\t3\t江本 玄\t G\tアキラレーシング GT3\t +30.796
6\t15\t神取 彦一郎\t G\tパワーステーションサムライ\t+31.514
7\t5\t高見沢 一吉\t C\t高見沢整骨院OSSOポルシェ\t+33.030
8\t18\t大久保 仁\t C\tケーズフロンティア GT3\t+33.242
9\t17\t飯田 太陽\t G\tケーズフロンティア GT3\t+44.613
10\t8\t櫻井 澄夫\t G\tロードサービス GT3\t +58.057
11\t7\t海宝 善昭\t G\tタカラ樹脂 GT3\t +1'08.382
12\t6\tArterossi\t G\tARTE-DIRECTION\t +1'09.407
以上完走\t
44\tAkira\t G\tクラリオンRS セリザワGT3\t14Laps

ベストラップ : Chanmpion Class #14 安岡 秀徒 1'45.301 (5/15)
Gentleman Class #16 横幕 ゆぅ  1'46.036 (7/15)\t

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