プレスインフォメーション
2013年7月27日

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013 第7戦 決勝

菅生. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013年シリーズ 第7戦 決勝を、2013年7月27日(土) スポーツランドSUGO(宮城県)にて開催いたしました。

天候:曇り 路面:ドライ 気温:23℃ 路面温度:27℃(スタート時)

 7月27日(日)、午前中の予選に引き続き、ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)2013年シーズンの第7戦決勝がスポーツランドSUGO(宮城県)で行われた。まとまった雨粒は落ちることなく路面はドライコンディションとなったが、霧は晴れたりかかったりの不安定な状態が続いていた。

 今季3回目のポールポジションを奪った#78 近藤翼の横には、ランキングで同点トップに並ぶ#12 小河諒がつける。PCCJ育成ドライバーの#14 川端伸太朗が3番手を獲得し、#32 飯田太陽、#19 永井宏明、#10 川口正敬というオーダーでグリッドに並んだ。スタート直前から再び霧が濃くなり、レースはセーフティーカースタートが決定。13時15分、オンタイムで全車がグリッドを離れる。視界が回復してセーフティーカーが解除されたのが3周目。ここから9周のスプリントバトルが始まった。

 うまくタイミングを合わせた#78 近藤がスタートダッシュを決めて後続に差をつけて1コーナーに飛び込み、#12 小河、#14 川端、#32 飯田、#19 永井というオーダーで続き全車クリーンにスタート。序盤は数珠つなぎの接戦ながら、順位はそのまま周回が重ねられる。後方のジェントルマンクラスの争いでは、#27 眞野壮一郎、#21 高田匠らが接戦を繰り広げる間に、#7 星野が逃げる展開。6周目、#78 近藤が1分27秒241のファステストラップを出した段階で、2番手#12 小河との差は4.7秒にまで開いていた。#14 川端の後方では#32 飯田、#19 永井の僅差バトルに#10 川口が加わり3台の緊迫した神経戦が始まっていた。

 終盤に入ると#78 近藤は後続との差を5秒以上に拡げ、危なげなく勝利を奪った。「セーフティーカースタートでしたが、飛び出せるように狙っていて、そこで少しリードできてからは後ろを見ずに自分の走りに集中しました。終盤は視界がまた悪くなってきて不安でしたが、トップを守ることが出来て良かったです」。2位に入った#12 小河は予選に続き肩を落とし、「マシンのセットアップにも原因はあったかもしれませんが、今回一番の敗因は自分にあると思います。明日の第8戦までにそこをリセットしてきます」と語った。3位には#12 小河にプレッシャーを掛け続けた#14 川端が入った。

 順位変動があったのはその後方で、#32 飯田が語った「最終ラップにアンダーがきつくなり2コーナーでミスをしてしまった」のを見逃さず、#19 永井が3コーナーでインに飛び込んだ。#32 飯田は「インを守りながら入ったつもりでしたが、さらにそのインを永井さんに狙われてしまいました」と振り返った。とはいえ、#19 永井は「予選でミスをした上に、決勝ではセーフティーカースタートで順位を上げられず、前3台に逃げられる展開のレースをしてしまいました。最初から前3台に食い込むレースをしないと」とポディウムを逃した悔しさを漏らした。

 ジェントルマンクラスは、#7 星野が序盤から単独走行でクラストップをひた走った。「開幕戦でクラス優勝してから2勝目が遠かったですね。前も後ろも離れていたので安定して走れましたが、ドライのSUGOは初めてなので、まだ攻め切れていません」。大混戦だったクラス2位争いは#27 眞野が制し、#21 高田、#2 田島剛、#33 Ogino Tetsuoが僅差でチェッカーを受ける結果となった。

 PCCJ第8戦の決勝は、明日7月28日(日)10時15分から15周で争われる。グリッドは第7戦決勝レース中のベストラップ順で、ポールポジションは#78 近藤が獲得し、#12 小河、#14 川端、#10 川口、#19 永井の順で続く。#78 近藤が連勝を飾るのか、1日悔しい思いを抱き続けた#12 小河が逆襲するのか? チャンピオン争いにおいても第8戦は非常に重要な一戦になる。

■第7戦 決勝結果
Pos.\tCar#\tDriver1\tClass\tCar Name\tGap
1\t78\t近藤 翼\tC\tインプロブレーシング\t20'33.722
2\t12\t小河 諒\tC\tブライトモータースポーツ\t+5.219
3\t14\t川端 伸太朗\tC\tGARMIN PORSCHE\t+6.564
4\t19\t永井 宏明\tC\tナインレーシング\t+12.368
5\t10\t川口 正敬\tC\tケイシンゲイナー\t+13.936
6\t32\t飯田 太陽\tC\tKRM ケーズフロンティアGT3\t+14.709
7\t7\t星野 敏\tG\tD'station HAI997\t+21.413
8\t27\t眞野 壮一郎\tG\t港成会 ディレクション\t+26.824
9\t21\t高田 匠\tG\tTAKUMI RACING\t+27.087
10\t2\t田島 剛\tG\tTAJIMA RACING\t+27.695
11\t33\tOgino Tetsuo\tG\tKRM ケーズフロンティアGT3\t+27.923
12\t3\t江本 玄\tG\tアキラレーシング GT3\t+30.084
13\t25\t神取 彦一郎\tC\t25レーシングXチームサムライ\t+32.680
14\t24\tGO MAX\tG\tたかのこ みきゃんGT3Cup\t1Lap

Best Lap : #78 近藤 翼 1'27.241 (5/12)

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