マクラーレン・オートモーティブが今月3日に発表したMP4-12Cの高性能ロードスター、「12C スパイダー」のプロモーション映像が公開された。

(以下、マクラーレン・オートモーティブ社リリース)

名門F1チーム、マクラーレンのグループ企業である、高性能スポーツカーメーカー、マクラーレン・オートモーティブ社(本社:英国サリー州、会長:ロン・デニス)のアジア太平洋地域の販売を統括運営するマクラーレン・オートモーティブ・アジア社(本社:シンガポール、リージョナルディレクター:イアン・ゴーサッチ)は、MP4-12Cファミリーの2番目のモデル、「MP4-12C Spider」を発表いたします。最大出力625PSを生み出す、軽量かつ高出力のエンジン、走行中も操作可能なユニークなフォールディング・ルーフ・システム、革新的なMP4-12Cと同様のカーボンの「モノセル」シャーシを備えたMP4-12C Spiderは、贅沢なコンバーチブル・スポーツカーで、このクルマの将来のオーナーは、目を見張るような性能と卓越した操作性の両方を得ることができます。

マクラーレン・オートモーティブ社 マネージング・ディレクター
アントニー・シェリフのコメント:
「MP4-12C Spiderの発表ができることをとても喜ばしく思っています。この2番目のモデルの投入は、当社の成長の大きな節目となることでしょう。」

「MP4-12Cはレーシング・カーの技術の粋を集めたものですが、MP4-12C Spiderにはさらに新しい要素が組み込まれています。MP4-12C Spiderのオーナーの皆様には、ルーフを下し、フルスロットルのV8ツインターボ・エンジンのいななきをダイレクトにお楽しみいただけます。すでに陶酔の域にまで達しているMP4-12Cのドライビング・エクスペリエンスが、紛れもなくさらに向上しております。」

「MP4-12C Spiderには、高性能のロードスターならではの、あらゆるスリルが詰まっており、スイッチを入れれば荒々しい路上の野獣にも変身します。今年の後半、お客様が路上またはコース上でこのクルマを操縦する姿を見るのを心待ちにしています」

最高級の性能
MP4-12C Spiderの3.8リットルV8ツインターボ・エンジンから生み出される、625PSという魅力的な出力は、7速デュアルクラッチトランスミッション (SSG) を介して後輪駆動のホイールに伝わります。また、7速デュアルクラッチトランスミッション(SSG)も、ロッカーマウントのパドルシフトを通じて電光石火のギアチェンジを可能にします。MP4-12C Spiderの軽量M838Tエンジンは、トノカバーの後ろに取りつけられたガラス・スクリーンを通じてご覧いただけます。

ブレーキステアやプロアクティブ・シャーシ・コントロール、マクラーレン独自のエアブレーキといった自動車力学の技術が組み合わされ、運転状況を問わない、上質な快適性を提供し、さらに路上ではレーシング・カーなみの性能と操作性を発揮いたします。MP4-12C Spiderの概要は以下の通りとなっております。

0 – 100 km / h:3.1秒
0 – 200 km / h:9.0秒
0 – 400 m:10.8秒@216 km / h
最高速度:329 km / h
燃費消費率 (com.):11.7リッター / 100 km
CO2排出量:279 g / km

技術概要
マクラーレンはカーボンのパイオニアです。1981年、マクラーレンはMP4/1レーシング・カーの投入により、フォーミュラ1のカーボンファイバー・モノコック・シャーシの舞台にデビュー。1992年には、伝説のマクラーレンF1がロードカーの世界に最新の複合材技術をもたらしました。その後、MP4-12Cの画期的な一体成形のシャーシ構造を開発するとき、マクラーレン・オートモーティブのエンジニアたちがカーボンの専門知識を活用したのは当然のことでした。当初、MP4-12Cはコンバーチブルとして設計されており、75kgの「モノセル」シャーシでは、MP4-12C Spiderにおいても強度を高める必要はありません。その結果、ルーフを固定した同型のクルマとほぼ同等の性能を有し、コンバーチブルのルーフシステムの分として40kgだけ重量の増えたスポーツカーが誕生いたしました。

MP4-12C Spiderのリトラクタブル・ハードトップは、キャビン内のセンターコンソール下部にあるスイッチによって操作され、ルーフの開閉は17秒以内で行われます。他の多くのコンバーチブル・モデルと異なり、MP4-12C Spiderでは、最高時速30キロで走行中もルーフを操作することができます。

運転席と助手席の後ろには、後部ウインドシールドが取りつけられており、このシールドも上下させることができます。ルーフを下げると、このシールドはウインド・デフレクターとして機能し、MP4-12C Spiderに乗車している人への影響を抑制します。ルーフが上がると、リアウインドを下げることができるようになり、ご希望に応じて、MP4-12C SpiderのV8ツインターボ・エンジン音を車内に満ちあふれさせることもできます。

ルーフが上げられているとき、座席後部下のエリアは追加のラゲージ・エリアとして使用することができ、52リットル分の便利なストレージ・スペースとなります。このスペースに合わせた、特製のラゲージも設計されており、すべてのMP4-12C Spiderに標準装備されます。

MP4-12C Spiderには、乗車している人の安全性を最大限に高める、パッシブなロール・オーバー・プロテクション・システムも装備されています。それぞれのバットレスは、衝撃エネルギーを吸収し、ドライバーとパッセンジャーの両方を保護するスチールの構造物で構成されています。

100万台に1台のクルマを作る: MP4-12C Spiderのパーソナライゼーションの概要
新たなエクステリア・カラーとしてヴォルケーノ・イエローを用意する予定です。ヴォルケーノ・イエローは刺激的かつ高品質な塗装であり、エクステリア・カラーの3つの設定(Standard、Special、Elite)からオプション設定の「Elite」を選ぶことで選択することが可能です。

インテリアでは、新しいインテリア・トリムがMP4-12C Spiderのために開発されました。また、オーナーの個人的なお好みに応じて、さまざまな組み合わせの中から、高品質なセミアニリン・レザーとアルカンタラをお選びいただくこともできます。

MP4-12C Spiderでは、新しいホイール・デザイン、ならびに既存の軽量ならびに超軽量の鍛造ホイール・デザインを対象とした「ダイヤモンド・カット」仕上げをお選びいただけます。標準仕様のシルバーまたはステルスの仕上げは、すべてのホイール・デザインでご利用いただけます。

オプションでカーリフト・システムをご用意いたしました。このシステムにより、MP4-12C Spiderの地上高を改善し、前軸で40mmまで、後軸で25mmまでリフトさせることが可能です。また、最高で時速60キロまでその状態を維持させることができます。

ご購入をお考えのお客様、そしてスポーツカー・ファンの皆様も、MP4-12C Spiderのオンライン・コンフィギュレーションシステムに訪れて頂くことで、様々な組み合わせによる、魅力的で、多様なオプションをご参照いただけます。MP4-12C Spiderのコンフィギュレーションシステムは、以下のURLでご覧いただけます。

http://www.configure.mclaren.com

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