カナダGPで起きたマーシャルの死亡事故に関する調査の結果、オーガナイザー側に重要な安全面の不備があったとの判断が下された。

 カナダGP決勝後、クラッシュしたエステバン・グティエレスのマシンの撤去作業が行われている際に、マーシャルのマーク・ロビンソン氏がつまずいてクレーンのドライバーの死角に入り、クレーンにひかれるという事故があった。

 ケベックの健康安全委員会(CSST)が、彼の死に関して詳細な調査を行った結果、安全上のミスがいくつも重なったことが原因であるとの結論を導き出した。

 事故が起きた際のクレーンの速度は速すぎ、マシンが吊り上げられた高さも高すぎたという。また、クレーンが動いている間は誰も近寄ってはならないことになっていたが、ロビンソン氏ともうひとりのマーシャルはザウバーのマシンを安定させるためにフォークリフトの前に立っていた。また、移動の際のマシンの固定の仕方も、撤去の仕方も正しくなかったということだ。

 カナダGPのオーガナイザーは、報告書に記された安全上のアドバイスに従うことに同意した。

 報告書には、レース直後に観客がコースに立ち入ることを制限する可能性も示されている。
 リタイアしたマシンに観客が近づく前にピットに戻さなければならないという決まりがあり、それもあってマーシャルらはザウバーのマシンの撤去を急いでいたとみられているからだ。

 この件に関してはオーガナイザーに対して罰金が課されることとなっている。

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