スーパーGT第4戦スポーツランドSUGOは予選スーパーラップが行われ、雨の中他を圧倒するタイムをマークしたS Road MOLA GT-RがGT500クラスで初のポールポジションを獲得。DENSO SARD SC430が2番手と、ミシュランタイヤ装着勢がフロントロウを独占した。GT300クラスはARTA Garaiyaがポールポジションを獲得している。

 予選1回目を終え、オンタイムのままスタートしたスーパーGT第4戦スポーツランドSUGOのスーパーラップ。予選1回目はドライのまま終えたが、その直後から霧のような雨が強く降り始め、コース上の水量もかなり溜まっており、厳しいコンディションでのアタックが展開されることになった。

 GT300クラスの最初のアタッカーは織戸学駆るリール ランボルギーニRG-3となったが、まずは1分42秒211というタイムをマークした。続く谷口信輝の初音ミク グッドスマイル BMWは、それを1秒以上上回るものの、3番手アタッカーのZENT Porsche RSRは3コーナーでリヤが出てしまいコースオフ! ノータイムとなってしまう。

 しかし、その間に雨はいったん止み、かなり雨量が少ない状態に。その後にアタックしたCOROLLA Axio apr GT、JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458、ARTA Garaiyaとも段違いにタイムが向上していく。しかし、雨量が増え始めたHANKOOK PORSCHEのアタックからはタイムが落ち始めてしまう。HANKOOK PORSCHE、R&D SPORT LEGACY B4、さらにその後に続く全車ともにポジションを落としてしまった。

 結局、GT300クラスは天候も味方に付けたARTA Garaiyaが今季初ポールを獲得。JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458が2番手、SG CHANGI IS350が3番手という結果になった。

 続くGT500クラスのスーパーラップ。GT300が終わった後から再び雨が強くなりはじめ、D'STATION KeePer SC430がアタックする頃にはかなり水量が多くなっていた。D'STATION KeePer SC430を駆る脇阪寿一はきっちりとアタックし1分32秒960というタイムを出すが、圧巻だったのは続くDENSO SARD SC430のアタック。途中姿勢を乱したりする場面もあったが、他のマシンとはまったく違う走りでD'STATION KeePer SC430を4秒も突き放してみせた。

 続くZENT CERUMO SC430がD'STATION同様のタイムだったことを考えるといかに驚異的なタイムだったかが分かるところだが、続くKEIHIN HSV-010をはじめ、ブリヂストン装着勢はまったくこのタイムに及ばず。ヨコハマ装着のADVAN KONDO GT-R、ダンロップのEPSON HSV-010もブリヂストン勢を上回るタイムをマークするが、DENSO SARD SC430がモニターのトップに位置し続けた。

 最後のアタッカーは、ロニー・クインタレッリ駆るS Road MOLA GT-R。ウォームアップでタイヤの限界を探ったクインタレッリは、DENSO SARD SC430を2秒も上回るタイムをマークし、一気にトップへ! MOLAにGT500初のポールポジションをプレゼントした。

 この結果により、ポールポジションのS Road MOLA GT-R、2番手DENSO SARD SC430とミシュラン勢がフロントロウを独占。ADVAN KONDO GT-Rが3番手、4番手にEPSON HSV-010という結果になった。

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