F1第6戦モナコGPの予選Q1は、マクラーレンのルイス・ハミルトンがトップタイムを記録。ザウバーの小林可夢偉は13番手でQ1を突破した。
モナコの決勝グリッドを決める注目の予選は現地時間の午後2時から。予選最初のセッションとなるQ1スタート時の天候は晴れで気温23度、路面温度は45度を記録した。
直前のフリー走行でクラッシュを喫したメルセデスのニコ・ロズベルグはセッションが始まってもマシンの修復を続けており、スタート時点での出走は微妙な状況。そのロズベルグのマシンはジョーカーによるギヤボックス交換をすでに済ませている模様だ。
コースがオープンし、多くのマシンがソフトタイヤで走行をスタートさせると、上位勢のなかでいち早くトップタイムをマークしたジェンソン・バトンがチームメイトのルイス・ハミルトンと共にトップタイムを更新していく。そこに、セバスチャン・ベッテルが続き、序盤は1分15秒台を並べたマクラーレンとベッテルの3台がトップ3につけ、クリアラップに手間取っていたフェルナンド・アロンソがその後4番手で続いた。
残りが9分になったところで、ロズベルグがマシンの修復を終えて無事コースインを果たす。そのロズベルグは、すぐに5番手タイムをマークすると、さらにタイムを上げてアロンソから4番手のポジションを奪う。
その後、セッションが5分を切ると、トップのハミルトンと2番手バトン、3番手ベッテル、そしてフェラーリとHRTの4台を除くマシンが終盤のアタックに挑んだ。
各車がスーパーソフトを履いたこの争いでは、一時ザウバーの可夢偉もノックアウトゾーンの寸前まで落ちるが、可夢偉は終盤最後のアタックで13番手までポジションを上げQ1脱落は回避。
最後はポール・ディ・レスタが17番手で生き残り、前戦スペインでQ2進出を果たしたロータスのヘイキ・コバライネンが18番手で惜しくも敗退となってしまった。