17日(金)、インディカー・シリーズ第16戦「ブリヂストン・インディジャパン300マイル」に参戦するロジャー安川がオートスポーツweb編集部を訪れ、レースに向けた意気込みを語った。
ロジャーにとって今年のインディジャパンは昨年に続く2年連続の晴れ舞台、通算では5回目の出場となる。今回は2005年、2007年と所属した古巣のドレイヤー&レインボールド・レーシングからのエントリーとなっており、トーマス・シェクターらと共にチーム3台体制の一角を担うこととなった。
ロジャーは今年、5月に行われたインディ500への出場を目指したが惜しくもその機会に恵まれず、今回のレースがおよそ1年半ぶりの実戦。昨年4月のインディジャパン以来、ひさびさのレースとなる。
「今年はちゃんとしたレースに出る機会を作れませんでした。しかし、今回は早い段階から参戦を決めていたので毎日のトレーニングをはじめ、モチベーションを保つという点でも目標がしっかりしていたので問題はありません。今はマシンに乗るのがとても楽しみですね」とコメント。昨年は出場決定から僅か2ヶ月で臨み不本意な結果(14位)に終わっているだけに、早くから準備を整えてきた今回のレースにはロジャー自身大きな期待を寄せている。
「今年はIRLと旧チャンプカーが統合したこともあって、レースのレベルは確実に上がっていると思います。持ち込まれるマシンの状態にもよりますが、もてぎでは是非いい結果を出して日本のファンの皆さんに盛り上がってもらいたいです。チームの体制もトップ10に入れるレベルにあると思うので、目標はトップ5以内ですね」とロジャー。もてぎに懸ける並々ならぬ思いを示した。
そのロジャーが満を持して臨む今年のインディジャパンは、9月19日(土)決勝。舞台となるツインリンクもてぎではロジャーを応援する特別専用シートを設けており、ロジャーと行くスポッターズエリアへの同行ツアーなど豪華な特典もあるという。またイベント初日の木曜日は「インディジャパン・フレンドシップデイ」と題したファン交流イベントも行われることになっており、パドックの無料開放やドライバーのサイン会といった催しなど、これまでのイベントとはひと味もふた味も違うインディジャパンになるとツインリンクもてぎではアナウンスしている。