ロータスF1チームは5日、2012年型F1マシン「E20」を発表した。
現地時間17時(日本時間6日1時)、チームは新たに公式サイトを一新し、新車および発表イベントを動画というかたちで公開した。
チームの本拠地、エンストン製作20番目のシャシーに由来する新車E20は、今季およそ2年ぶりにF1をドライブする2007年のワールドチャンピオン、キミ・ライコネンと昨年のGP2チャンピオン、ロメイン・グロージャンというレースドライバーふたりの手によってアンベイルされた。
今シーズンもブラック&ゴールドのカラーリングに彩られた新車E20。その気になるマシン形状は、ケータハムやフェラーリ、フォース・インディアに続き段差ノーズのコンセプトが採用されている。ただ、フェラーリの新車「F2012」やフォース・インディア「VJM05」の角張った印象の段差に比べれば、バルクヘッド折り返しからの処理はややなだらかに下っているように見える。
一方リヤは、昨年のアグレッシブな前方排気レイアウトから、2012年のレギュレーションに沿って伝統的な上方排気のかたちに戻り、エキゾーストを覆う処理も施された。
チームは6日(月)に合同テストが行われるヘレスで数周のデモンストレーションランを予定。翌日から始まるオフシーズン初の合同テストでは、最初の2日間をライコネンが担当し、残り2日間をグロージャンがドライブする。