ザウバーのセルジオ・ペレスは、F1中国GPの舞台となる上海インターナショナル・サーキットではタイヤのマネジメントが最も重要になると語った。
「上海では、タイヤにとってマシンの適正なセットアップはとても重要だ」とペレス。
「特にフロントだね。長い高速コーナー、特にターン1では、フロントタイヤにとても大きな負荷がかかる。だから、タイヤを長く保たせるように気を付けないといけない。これが、タイヤに関して、上海インターナショナル・サーキットで最も重要なことだと思う」
「レースがとても楽しみだよ。僕らのチームは、ザウバーC31フェラーリが戦えるマシンであることを証明できたけど、今は慢心することなく、さらなる改善を目指して努力を続けなければと思っている」
ピレリのテストドライバーを務める元トロロッソのハイメ・アルグエルスアリも、ふたつのコーナーが鍵になると述べている。
「中国では、タイヤの使い方と戦略が勝負を左右する。去年のレースを見れば分かると思う。ルイス・ハミルトンは、セバスチャン・ベッテルより1回多いピットストップで勝つことができたし、マーク・ウエーバーは、予選の結果は悪かったけれど、タイヤを上手く使って3位になっている」
「タイヤが異なる結果を導く、二つのコーナーがある。ベストなコーナリングの鍵は、二つのコンパウンドの動作を正確に理解することだ。まず始めに、ターン1。角度がどんどんタイトになっていくこの右コーナーは、出口に辿りつくまで永遠に続くように感じる。理想的なラインを維持するために、タイヤはとてもハードな働きをしなければならない」
「もう一つの鍵は、メインストレート直前の長い右コーナー、ターン13。わずかにバンクがついた高速コーナーだ。ストレートとDRSゾーンへ向かって加速するにつれて、タイヤへの負荷が大きくなっていく。特に予選において、ストレートへ向かってスピードを乗せていけるように、コーナー出口で十分なトラクションを得ることがラップタイムのために必要不可欠だ」