27日に決勝が行われるF1第14戦日本グランプリ。今日は予選で盛り上がった鈴鹿土曜のトピックスを、写真とともにお届けします。

●晴れた! ファンの思い届いた!
 土曜予選日の鈴鹿はピーカンのレース日和……というよりも、暑い! 朝の佐藤琢磨選手とアンソニー・デイビッドソン選手のトークショーはご覧の人だかり。スーパーアグリ時代のチームメイトだけあって、とても仲よさそうに話していました。

 現在のホンダF1に向けても琢磨選手が「やっぱりホンダだし、マクラーレンも最高のチーム、必ず結果を残してくれるはず。ジェンソンもフェルナンドも日本びいきなので、みんなの期待に応えてくれると思います」と話せば、デイビッドソン選手も「かつてのF1と今のF1は違う。PUとシャシーの開発は緻密な組み合わせで時間が掛かる。すぐには結果は残せないかもしれないけど、とにかく忍耐が大事だ」と、日本のファンに向けてコメントしていました。

 キリッと冷えたレッドブル、こんな汗ばむような晴天の時は、さぞかし美味しいでしょうね~。

 こちらはフォース・インディアのトークショー。ニコ・ヒュルケンベルグとセルジオ・ペレスのふたりが登壇しましたが、この人気ぶり。本当!?

 さすがに予選日ともなれば、マクラーレン・ホンダグッズも大盛況です。

 グランドスタンド裏を回って気になったのが、アロンソとバトンのビジュアルの多さ。そこで、等身大のパネルがいくつあるのか探してみました。まずは1体。

 こちらで2体目。

 3体目はマフラーをしております。今日はちょっと、暑苦しそうかな……。4体目は見つからず……他に見つけた方、是非、教えて下さい。

 ホンダのF1マシン旧車展示コーナーも大盛況でクルマが見えません……。

●鈴鹿が誇るファンのクオリティ
 晴天に恵まれた土曜日、みなさん、それぞれ、グランドスタンド裏のブースを楽しんで頂けましたでしょうか?

 キター!! フェラーリ侍!!(で、いいのですかね?) この時は4人でしたが、その後に3人発見、合わせて「7人のフェラーリ侍」

 パドックに戻ると、早速、オンボードカメラ・ヘルメット&2台のMP4-30を搭載したファンの方がFOXの取材を受けていました。これはもう、日本のF1の名物ですね。

 ウイリアムズのホスピタリティで、スージー・ウォルフ選手を発見。似てます?

 と、思ったらすぐにご本人を発見。気さくにファンの撮影に応えていました。

 FP3後のコース上ではデモランのテスト走行が行われていて、ゲルハルト・ベルガーさんがMP4/5Bのアクセルをかなり踏み込んで、いい音を響かせていました。でも、さすがにマシンを降りるときは、よっこらしょ?

 今回のFP3は週末を通して始めてのドライコンディションだったので、みなさんデータ収集に大忙し。フォース・インディアでも、あの方がタイヤを見つめています。

 そうです。フォース・インディアのタイヤエンジニア、松崎淳さんがじっくりと、そしてiPhoneでタイヤの表面を撮影中。

 その頃、ピットではホンダF1の新井康久総責任者がゲストの方を撮影。

 ピットツアーの方に、いろいろとご説明をされていたようです。

●チャンピオンは豪華
 こちらはメルセデスのピット前。この週末を通してずっと見たかったものがあったのですが……。

 やっぱりない! メルセデスはフロントウイングをピットの前どころか、ピットから見えないところに収納していますね。この3日間、一度も見れませんでした。何か、見られたくないヒミツがあるのでしょうか。

 こちらはメルセデス、ルイス・ハミルトンのサインボード

 ニコ・ロズベルグのサインボードは国旗が入っていません。というか、あまりチーム内で統一性はなさそうですね。

 ちなみに、フェラーリはセバスチャン・ベッテルが名前入り。

 で、キミ・ライコネンは国旗のみ

 こちら、メルセデスのサインガード

 メルセデスのサインガードで気づいたのですが、天井にサーキュレーターが設置されていて涼しそうです。

 キーボード脇にもダクトがあって、これは快適そう。

 このサインガードの空調で見てみると、レッドブルの天井にもありました。

 ちなみに、レッドブルのサインガードにはエイドリアン・ニューウェイの名前も。来るのかな?

 以外だったのが、フェラーリのサインガード。なんと、空調設備が入っていませんでした。暑そうです。

 そしてこちら、我らがマクラーレン・ホンダのサインガード。今週末の恒例ショットです。

 なんと、マクラーレン・ホンダのサインガードにも空調はありませんでした。ということで、メルセデスのサインガードがぶっちぎりで設備が充実しているようです。さすが、チャンピオンチーム。

●パドックは人気者だらけ
 パドックに戻ろうとしたところで、ジャック・ビルヌーブさんに遭遇。いやあ、なんか、「近所のお兄ちゃん感」があっていいですよね。

 今週末はケビン・マグヌッセン選手がいろいろイベントで出演予定だったのですが、急きょキャンセル。その代役としてGP2でお馴染みのストフェル・バンドーン選手が務めることに。どうやら日本GPの直前にマグヌッセンはマクラーレンの契約下から外れたとの情報もあり、これは来季のストーブリーグに……!?

 こちらの人だかり、予選後のテレビのカコミ会見場です。

 金曜は雨だったので、FIAのホスピタリティテントの中で行われましたが、本日は晴天。真上から見ると、このような形式になっています。

 ヘアピン手前でグリーンに乗って大クラッシュをしてしまったダニール・クビアトも、とりあえず元気そうでした。

 トップ3会見で気になった方も多いと思いますが、今回のハミルトンのキャップが始めて見るデザインに。このハイビスカスのような花のデザインは、日本を意識したものなのかな?

 そのキャップも気になりましたが、それ以上に目を奪ったのが、ハミルトンの後ろ髪。金髪モヒカン?

 しかも、キャップの後方に何か模様があります。どんな髪型なんでしょう!?

 ちょっと、痒いようです。

 フェラーリでもアニメキャラを発見。この方はドライバーではなく、広報スタッフ!?

 ベッテルの合同会見はスペースが狭くて、ぎゅうぎゅうでした。声もほとんど聞こえない……。

 それでも、ベッテルは一生懸命質問に答えます。本当に真面目ですね。

●ミート・ザ・チーム
 こちらは予選後のフェルスタッペン親子。
「なんでヘアピンの出口のあんなところで止まったんだ」
「いや、しょうがないじゃん」
「馬鹿野郎! お陰で3グリッドダウンのペナルティをもらったじゃねえか!」
すみません、この会話は完全なフィクションです。

 マクラーレン・ホンダで予選後に行われた「ミート・ザ・チーム」という合同会見。新井さんには「明日はホンダの社長は来るのか?」など、英国メディアからちょっと陰険な質問が続いていたのが気になりました。

 それでも、ドライバーふたりは仲が良さそうでしたね。

 前夜祭では鈴木亜久里さんとベッテルという、なかなか珍しい組み合わのトークショー。でもこの時間帯、GPスクエアではウイリアムズ、メルセデス、レッドブルのふたりがトークショーをしていて、パドックではホンダが会見を行うという、超トラフィックな時間帯。どれを取材すべきか、本当に迷います。

 前夜祭では同じく琢磨選手とライコネン、というなかなか興味深い組み合わせも。でも、琢磨選手が気さくにライコネンに話しかけて、ライコネンも笑顔で応えていましたね。この模様はまた後ほど詳細をお届けしたいと思います。

 中嶋悟さんにベルガー、そして琢磨選手が登場した前夜祭、かなり盛り上がっていました。明日の決勝前にはこの3人のデモランも予定されていますので、お楽しみに!

本日のレースクイーン

葉月美優はづきみう
2025年 / スーパーGT
NGK SPARK PLUGS Ambassador
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年2月号 No.1616

    スーパーGT 20周年記念特集
    激動、勇退、高揚。
    忘れられない20年

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円