ニッサン／ニスモは14日、2014年のモータースポーツ活動計画を発表したが、この中で昨年から展開している『ニスモグローバルドライバーエクスチェンジ』プログラムを今季も実施し、この活動を使って千代勝正がブランパン耐久シリーズに参戦すると発表した。
このニスモグローバルドライバーエクスチェンジは、世界で戦うニッサンの若手ドライバーにグローバルな規模で経験を積ませその才能をさらに高め、同時にドライバーたちのチャンスを広げることを目的としたプログラム。すでに昨年は日本、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアとニッサンが参戦するカテゴリーを使って、千代を含む多くのドライバーたちが活躍してきた。
今季はさらにその活動を拡大し、ふたりのドライバーがフルシーズン"エクスチェンジ"することになった。その対象となったのは、スーパーGT300クラスにNDDP RACING with B-MAXから参戦するルーカス・オルドネスと、ブランパン耐久シリーズにGT Academy Team RJNから参戦する千代だ。ふたりは昨年参戦していた活動を入れ替えるような形となる。
千代は2012年からスーパーGT300クラスに参戦し、昨年はDIJON Racing IS GT-Rをドライブ。予選で素晴らしいスピードを披露してきたが、今季はヨーロッパに移り、毎戦60台近くのエントリーを集める激戦のブランパン耐久を戦うことになった。
「GTアカデミーの初代勝者であるルーカス・オルドネスは、グランツーリスモの母国である日本のスーパーGTにフル参戦し、千代勝正は、特に激しいレース展開が繰り広げられている欧州ブランパン耐久シリーズに昨年のチャンピオンチームから参戦する。彼らの活躍が楽しみだ」と語るのは、ニッサングローバルモータースポーツダイレクターのダレン・コックス。
千代はアメリカ出身のニック・マクミレンとコンビを組み、ニッサンGT-RニスモGT3をドライブする。
