7日、鈴鹿サーキットではF1日本グランプリの公式イベントがスタートし、朝早くから多くのファンが来場。グランプリモードが一気に高まっている。
雲一つない青空が広がったこの日の鈴鹿は、早朝から開幕を待ちきれないファンではやくも混雑を見せた。そうしたなか、最初の公式イベントとなる「特別ピットウォーク」が午前9時からはじまった。
このピットウォークには抽選で選ばれたファン9000人が参加、12時までの3時間を3つのセッションに分けて行われたが、ピットウォークの一環に地元の小学生たちも招待されている。
F1マシンを前に驚きと歓声を上げる小学生たちに、チーム側もガレージ内に招き入れるサービスで応えるなど交流も盛んに行われ、小学生たちはメッセージを書き込んだ応援フラッグを手渡したり、楽器で歌をプレゼントするなどしてチームスタッフを喜ばせた。
それに対してチーム側も日本人スタッフが説明に立つなどして対応、フェラーリは跳ね馬のロゴが入った赤いTシャツをプレゼント。マクラーレンもステアリングを間近で見せて説明するなどのサービスっぷりだった。
BMWザウバーとHRTのガレージでは、小林可夢偉と山本左近の日本人ドライバーのふたりも登場した。
可夢偉に至っては自らピット前に出て即席のサイン会を開始するなど、一時多くのファンに取り囲まれる人気ぶり。また、その他にもフォース・インディアのビタントニオ・リウッツィなどが姿を見せており、ピットウォークに参加したファンも多いに満足した様子だった。
この時間はピット前のホームストレートも解放され、グリッドに座り込むファンがいたりと、参加した人々は思い思いに貴重な時間を過ごした。
この後サーキットでは、午後4時からドライバーサイン会が行われ、夕方にはレーシングコースを使っての「BOX KART」レースも行われる予定となっている。