全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第3戦オートポリスはノックアウト形式の公式予選が行われ、昨年のオートポリス戦に続き塚越広大(DOCOMO DANDELION)がポールポジションを獲得した。

Q1:
 午前に比べ雲が広がったこともあり、気温がそれほど上昇していない中で迎えたフォーミュラ・ニッポン第3戦オートポリスのノックアウト予選。午前はまだそれほどコース上にラバーが乗っていなかったことから、午後の予選に向けてさらにタイムが上がることが予想された。

 そんな中、14時に迎えた予選Q1では、各車一度アタックを行った時点で松田次生(TEAM IMPUL)がトップに。次いで大嶋和也(Team LeMans)、山本尚貴(TEAM無限)と続く展開に。しかし、午前中にクラッシュしたジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)、そして国本雄資(Projectμ/cerumo-INGING)の2台はなかなかピットアウトすることができない状態が続いた。

 オリベイラは残り6分ほどというところでなんとかコースイン。また、国本も残り4分というところでコースインし、全車がこれでアタックを開始。残り4〜5分ほどで再びアタックが展開されることとなった。

 チェッカーに向けてアタックが展開されていく中、まずは伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)が最初に1分28秒台に突入。さらにそれを塚越が上回り、DOCOMO DANDELIONがワンツーを築く。それに続いたのは松田となった。

 オリベイラ、国本ともQ1突破を果たした一方で、Q1脱落となったのは安田裕信(KONDO RACING)、中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)、嵯峨宏紀(TOCHIGI Le Beausset)、折目遼(SGC by KCMG)という4台となった。

Q2:
 続く7分間のQ2。まずは中嶋一貴(PETRONAS TOM'S)、伊沢が1分29秒台のタイムをマーク。しかしそれを上回り、塚越がふたたび1分28秒台のタイムをマークしてくる。そのまま塚越のタイムを破るドライバーはあらわれず、塚越がQ2もトップ。伊沢も続きDOCOMO DANDELIONが再びワンツーを占めた。

 一方、Q2ノックアウトは意外なメンバーに。前戦もてぎでトップを争ったオリベイラ、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)が揃って敗退。また、小暮卓史(NAKAJIMA RACING)、国本、金石年弘(HP REAL RACING)がQ2脱落となった。

Q3:
 ポールポジションを決するQ3。残り5分となったところで各車続々とコースインし、2周のウォームアップの後ワンアタック。その結果、またも28秒台をマークした塚越が2年連続でオートポリス戦のポールポジションをゲット! 次いで山本が続き、ホンダ勢がフロントロウを独占することとなった。

 3番手には松田が続き、4番手には大嶋がつけることに。それまで上位につけていた伊沢は5番手、一貴は8番手で予選を終えた。

※予選後、No.16のマシンに国内車両規則フォーミュラ第13章2.10.1(ウイング高越)違反が発見され、予選タイムが抹消になりました。改訂版のタイムはこちらへ

本日のレースクイーン

小高実和おだかみわ
2025年 / スーパー耐久
Access Racing
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円