2011全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第4戦 ツインリンクもてぎ
レースレポート

8月7日(日)天気:晴れのち曇り

◇前日の予選に引き続き猛暑日となったツインリンクもてぎ。朝のフリー走行を小暮4番手、大祐8番手タイムで終え、午後の決勝レースに臨む。

 雲が広がり、気温が下がり始めた14時30分に開始された決勝レース。小暮9番、大祐11番グリッドからスタートシグナルを待つ。小暮は無難にスタートを決めたものの、大祐は混戦の中16位まで順位を落としてしまう。そのまま2台は順調に周回を重ね、今大会義務となっている2回のピット作業のうち1回目をタイヤ4本交換のみで済まし、上位のマシンを追いかけるが、小暮は20周目の最終コーナーで他のマシンと接触してしまいコースオフ。ここでマシンを降りることとなってしまった。

 一方、大祐は2回目のピットインで給油とタイヤ交換をこなし、コースに復帰後もハイペースで追撃し、9位でチェッカーを受けた。

◇観客動員数:
8月6日(土)予選5,500人
8月7日(日)決勝11,000人

◇コメント
チームディレクター:藤井一三
「9位、11位というポジションでスタートのため、ある程度限られた作戦のなかで順調にこなしてはいたのですが、小暮は前を走る車をパスする際、接触してしまいコースオフ、リタイアという残念な結果となってしまいました。一方大祐は、レースラップタイムも悪くなく、順位を挽回しつつ安定した走りをしてくれました。しかし9位までが精一杯で、ポイントまであと少しというところ。今シーズンはここまで苦戦しています。後半戦は挽回するつもりで頑張ります」

#31 ドライバー 中嶋大祐
「スタート自体はすごくよくて、1コーナーまでに順位を上げることはできたのですが、1コーナーで後続から接触されたためかリアのコントロールを失ってしまい最後尾まで落ちてしまいました。しかしレース中のペース自体は悪くなく、オーバーテイクをすることもできました。結果的には最後尾から9位までポジションを上げることができたので悪くはないレースだったと言えますが、1コーナーでのアクシデントがなければポイントを獲得できていたと思うので非常に悔しいです。次は予選からもう少し上で戦えるようにしっかり準備をして頑張ります」

#32 ドライバー 小暮卓史
「スタートはよかったものの、前のマシンを抜くには至らず、その後は、前のマシンに近付くとブレーキが過熱し効かなくなるためにあまり近づくことができず苦しい状況が続きました。10周目にピットインした後、ペースを上げていきたいところでしたが、前のマシンに詰まってしまいました。差が縮まってはブレーキが弱くなって遠ざかる、の繰り返しで、オーバーテイクが非常に難しかったです。1、2周ブレーキを温存してチャンスを作るつもりで迎えた20周目に、90度コーナーから最終コーナーにかけて、他車のタイヤとタイヤが接触しコースアウト、リタイアしてしまいました。今回のレースでは、根本的な速さが足りないと感じたのと同時に、失ったポイントがとても大きいと思いました。残り菅生、鈴鹿と、得意なサーキットでのレースが続きますが、この状況をいち早く打破するために、まずは優勝を目指します」

中嶋悟総監督
「早いものでもうシーズンの半分に差し掛かってしまいました。土曜の練習時間からいまひとつ調子が出ず、予選、決勝においても本来の力を発揮できず、小暮はリタイア、大祐はポイント獲得まであと1歩というところの9位で終わりました。次戦鈴鹿まで、もう1度ドライバー含めチーム一丸となって挑んでいきます。今回もたくさんのご声援をありがとうございました。次戦もよろしくお願い致します」

◇第5戦は9月3、4日に鈴鹿サーキットにて開催されます。

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