第5戦 鈴鹿 予選レポート (GT300)
ハンディ72kgに負けず6位に
今回は1000kmという長丁場のレースなので、#55 ARTA CR-Z GTは第3ドライバーを登録する事になった。2013年のオートバックス全日本カート選手権のKF1クラスのチャンピオンで、現在全日本F3選手権に出場していて、先週行われたレースで2連勝を挙げた福住仁嶺選手だ。まだ若干18歳の福住は事前のテストでARTA CR-Z GTをドライブし、非凡なところを見せた。鈴木亜久里監督もお気に入りの選手だ。
前回の優勝により、ARTA CR-Z GTのハンディウェイトは72kgになった。これにより厳しい戦いが予想されるが、チームとドライバーは順調に車を仕上げて予選に入っていった。
Q1は久しぶりに高木真一が担当する事になった。予想していたより路面温度が低かったので、タイヤを十分に暖める為にセッション開始と同時にコースインしていった。高木は無理をせず10番手のタイムを出しQ2の小林崇志につないだ。
ここ鈴鹿のコースレコードホルダーである小林は、ウェイトが重いものの自身が持つコースレコードを破るべくコースに入っていった。小林はタイムアタックを敢行し、一度クールダウンして二度目のタイムアタックを行った。小林は見事自身のコースレコードを破るタイムを叩き出し、6番手のタイムで予選を終えた。
72kgのハンディウェイトを背負っての戦いは非常に厳しいが、長丁場のレースなので表彰台を目指してチャンピオンシップをリードしていきたい。
土屋圭市エグゼクティブアドバイザーのコメント
「ウェイトを沢山積んでいるせいか、午前のセッションはなかなかセッティングが進まなかったんだけど、チームとドライバーはギリギリで結果を出してくれたね。小林はよくやったと思います。ウェイトが72kgもあって、昨年と同じタイムを出せるところは凄いね。真一も良い状態で小林につないでくれた。明日は確実にポイントを獲りにいきたいと思います」
一瀬俊浩エンジニアのコメント
「前回の優勝でウェイトが増えましたが、テストでもここまで重くなる事を想定しないなかったので、午前のセッションはこの重い状態でのバランスチェックを行いました。バランスは悪くないという評価を頂けたのですが、更に良くしようと思ったところ、そこからなかなか前進する事が出来ませんでした。明日はフリー走行が無いので、いつも以上に決勝を見据えたセットアップを進めました。予選については、最高で5-6番手だろうと想定していました。ドライバーが頑張ってくれてそのとおりになりました」
高木真一選手のコメント
「72kgを積んでいたのですが、この順位は上出来だと思います。ボクは何とか”鈴鹿の小林”につなげたかったので、13番手以内に入る事に集中しました。手応えのあるタイムが出たので、様子を見ながらもう一度アタックしました。2回目のアタックは1回目とほぼ同じタイムでしたが、何とか小林につなげてよかったです。明日はこのポジションを落とさずにレースを進めて、最終的には表彰台に登りたいですね。頑張ります」
小林崇志選手のコメント
「富士で優勝出来たので、+40kgのウェイトで、昨年の鈴鹿より相当厳しい条件の予選になりました。午前のセッションではやはり重さを感じました。タイム的にはトップと差があったので、ポールポジション獲得は厳しいと思っていましたが、6番手というポジションは悪く無いと思います。明日はキッチリ走って、ランキング上位にいるチームより前でチェッカーを受けたいと思います」
福住仁嶺選手のコメント
「チャンピオン争いをしている中で、色々なチャンスを頂く事が出来て光栄です。またチャンスを下さったホンダさん、オートバックスさん、チームの皆さまに感謝します。ありがとうございます。鈴鹿に入る前には2回のテスに参加させてもらいました。今朝のセッションでタイヤの皮むきを担当させてもらい、また高木さん、小林さん、チームのセッティングの進め方など色々勉強させてもらっています。自分の中ではもっと沢山走りたいのですが、チームはチャンピオン争いをしているので、チームのリズムを崩してしまわないよう、しっかり勉強したいと思います。しかし、もし自分にチャンスが巡ってきたときには最大限の力を出せるように準備したいと思います」
