小林可夢偉は、新車C31が昨年のマシンよりすでに速いことを証明したと考えている。
7日のヘレス初日、新車C31をドライブした可夢偉は1分21秒353をマークし、全体の7番手につけた。このタイムは、可夢偉が昨年のヘレスで出したベストタイム(1分20秒601)からコンマ9秒遅れるものだったが、可夢偉はマシンのセットアップが決まればもっと速いタイムを刻めると確信している。
「パフォーマンス的には今年の方がはるかに速い」と、可夢偉はコメントしている。
「レギュレーションで常にスピードを落とそうとするのがF1だが、ラップタイムは速くなっていく」
「昨年のテストタイムを見たところ、(ペースは)遅れてはいるが、ここのトラックはまだ汚れているし、マシンのセットアップをまだ決まっていない。(マシンの感触)は昨年とかなり似ているし、ラップタイムもずっといい」
可夢偉は、新車の信頼性にも励まされたという。彼はこの日、燃費テストで一度マシンをストップさせたものの、トータルでは最多の106周を走り切っている。
「良かったのは100周以上走れたことで、1日目としてはかなり良かった。このマシンで周回数を重ねることは非常に重要なんだ。いくつかのアイテムをテストする機会もあった」
「我々はいくつかのパーツを試しているが、判断できるにはあと少しかかるだろう。まだ基本的なセットアップも決まっていないことを考えれば、初日はとても満足できるものだった」