今季もスーパーGT500クラスにニッサンGT-Rで参戦するKONDO RACING。新たにビヨン・ビルドハイムがレクサス陣営から加入し、安田裕信とのコンビで戦うことになるが、26日に日産グローバル本社ギャラリーで開催されたトークショーで、ドライバー、そして近藤真彦監督が今季に向けて語った。

 2011年もニッサンGT-R×ヨコハマタイヤというパッケージで戦うKONDO RACING。近藤監督は、トークショーの中で、ここ数年圧倒的に相性がいい開幕戦とセパン戦に向け、今年も「狙っていく」と語り、さらにタイトル獲得も目指していくという。

「今年は絶対チャンピオンを獲らなければいけない年。マレーシアでもテストをして、かなりいい感触を得られました」と近藤監督。

「ビヨンは想像していた通りの仕事をしてくれて、すぐにGT-Rにも慣れましたし、すごく速いドライバーだと確信しました。それに、安田選手も昨年ヨコハマタイヤに慣れてくれて、今年はウチのエースにとしてチームを引っ張っていってくれるはずです。何しろウチは開幕2連覇ですし、セパンでも連勝していますからね。開幕からガンガン行きたい」

「去年も長い名前だったし、今年も“ビヨン・ビルドハイム”という名前で、なんだか難しい呼び方の外国人が多いですよね(笑)」と笑いをとった近藤監督だが、実は以前、24号車をビルドハイムがブロックし、ピットに「怒鳴り込みにいった」ことがあったという。しかし、セパンテストでふたりは完全に和解(?)し、今では近藤監督の信頼も厚いとか。

 そんなビルドハイムだが、ニスモ総監督の柿元邦彦総監督は、ニッサン陣営加入の経緯について、「今年4台体制になるにあたりドライバーが増えるので、柳田(真孝)選手も頑張っているということで抜擢し、もうひとりは外国人ドライバーが重要な役割を果たすので、いろいろなデータを解析したんです。その結果、実はT社さんの中でいちばん速いドライバーがビルドハイム選手だった。ですから、彼をリクルートしたという形ですね」と明かした。

 ニッサン陣営の期待がかかるビルドハイムは、「セパンで初めてGT-Rに乗って、新しいクルマ、新しいタイヤで走ったんだけど、少し覚えるまでに時間はかかったけど、すぐに慣れることができた。クルマもタイヤにも手応えを感じているので、シーズン開幕が楽しみだね」と意気込みを語る。

 また、チームのエースとなる安田も、当初はビルドハイムとシートポジションが合わなかったというが、「いちばん前といちばん後ろで合わせられました(笑)」ともう問題ない様子。「確実に昨年よりはタイヤのパフォーマンスは上がっているので、今年はすごく楽しみなシーズンですね」と笑顔で語った。

本日のレースクイーン

橘香恋たちばなかれん
2026年 / オートサロン
東京オートサロン2026イメージガールA-class
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年2月号 No.1616

    スーパーGT 20周年記念特集
    激動、勇退、高揚。
    忘れられない20年

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円