17日、アジアン・ル・マン・シリーズのズーハイ戦に参戦することを発表した東海大学ル・マンプロジェクトだが、来季のル・マン24時間レースに向けて、ハイブリッドシステムを搭載したマシンで参戦する意志があることが明らかになった。林義正教授が語ったもの。
記者会見の席で、林教授は「まだ(新たにメインスポンサーとなった)日本電産様、それに大学とも話をしなければいけませんが」と前置きした上で、ハイブリッドカーを学生の手により製作、チャレンジしたいという意気込みを示した。
「その場合には、日本電産様の協力が必要不可欠になります。そして、もし実現した場合、史上初めてハイブリッドで出場、完走したという金字塔を立てられます」と林教授。
オートスポーツwebが林教授に聞いたところによると、林教授が構想するハイブリッドシステムは、精密小型モーターで世界でも定評がある日本電産の技術を利用し製作。今回アジアン・ル・マンに挑戦するTOP03を改良して搭載するのだという。
また、東海大学ル・マンプロジェクトでは、新たなACO規定に合わせ、東海大学とYGKの協力関係の下、3.4リッターエンジンの開発もスタートさせているとのこと。すでに図面も引きはじめ、すでに試作にも入っているとのことだ。