第8戦 ツインリンクもてぎ 予選レポート (GT500)
雨でタイム伸びずも諦めず明日へ

 前回のオートポリスではノーポイントに終わったが、復調の兆しが見えたレースだった。後方からのスタートだったが、中盤まで追い上げる事が出来、上位進出も期待出来るほど車の仕上がりは良かった。そのオートポリスのセッティングを反映させたものを持ち込み、朝のフリー走行に挑んだ。
 走り始めからウェットで、予想以上に気温が上がらず、慎重にタイヤの比較を行い予選のタイヤをチョイスした。順位は10位でフリー走行を終えたが、手応えは悪く無さそうだ。
 午前のセッションのタイムを比較して、野尻智紀がQ1に行くことになった。野尻がコースインしてすぐに雨が強く降り始めた。午前のセッションでは満足のいくレベルまでセッティングが決まっていなかったので、タイヤが暖まりにくいのはわかっていたが、予想以上にタイヤの温度が上がらず、野尻は苦戦した。しかしながら野尻は果敢に攻めてタイムアップを図った。セッション終了間際までアタックを続けたが、残念ながらQ2進出はならなかった。
 しかしながら、前回のオートポリスでは、13番手から7番手までポジションを上げる事が出来たので、それを再現しつつ、さらに上位を目指していきたい。

鈴木亜久里監督のコメント
「流れが悪かったね。こういうコンディションは苦手なんだけど、苦手意識を払拭して修正したいね。気持ちの部分では絶対に負けないようにして、明日に向けて準備するよ」

佐藤真治エンジニアのコメント
「オートポリスでの車のバランスが良かったので、テストのデータと合わせ、オートポリスのセットを反映させたものを持ち込んで走り出しました。最初はアンダーステアの症状が強く出ていましたが、セッティングを進めるうちに症状も収まってきました。あとはタイヤのコンパウンドの比較を行って予選に入りました。セットアップは満足のいくレベルまで達していなかったというのもありますが、タイヤの暖まり方と、雨が降ってきたタイミングが合わず、タイムが伸び悩みました。明日の天気はどうなるか分かりませんが、今日の悪いところを直して、明日の準備をしたいと思います」

松浦孝亮選手のコメント
「野尻は朝のフリー走行でタイムが出ていたので、Q1は野尻で行ってもらいました。Q1突破は大丈夫だろうと思っていたのですが、野尻がアタックを開始した時に雨が強く降りだしてしまい、タイムを出す事が出来ませんでした。僕達が選んだタイヤとコンディションのマッチングが悪かったというのもありますが、雨が降ってきたタイミングに足を救われてしまいましたね。オートポリスも後方から追い上げたので、諦めずに今年最後のレースを締めくくりたいと思います」

野尻智紀選手のコメント
「雨が降ってきてタイヤが暖まりにくかったので、セッション中にボクの判断でもう1レンジ柔らかいタイヤを使うというチョイスもありましたが、そのままアタックを続けました。明日は難しいポジションからのスタートですが、オートポリスでも後方から追い上げる事が出来たので、それを再現して最後まで走りきりたいです」

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