2015 SUPER GT第6戦 決勝レポート スポーツランドSUGO
ARTA GT500クラス

ピット作業でミス、終盤はトラブル

 今朝のフリー走行はタイヤのマッチングのチェックをしながら決勝のバランス確認を行った。車のバランスは悪くないので、トラブルに巻き込まれないように最後まで走り切る事が好結果につながるとチームとドライバーは考えていた。
 スタートドライバーは野尻智紀。野尻はクリーンスタートを切り、ポジションをキープして周回を重ねた。序盤の冷えたタイヤでも野尻はトップと遜色ないタイムで周回を重ねていった。
 25周目までに8番手までポジションをアップしたところで、バックストレートで他車の接触によるクラッシュが発生し、セーフティーカーが導入された。ドライバー交代が可能になるミニマム周回数の32周までセーフティーカーはコースに留まり、そのタイミングでピットロードがオープンになった。周回遅れになっていない車両以外、ほぼ全車がここでピットイン。
 ARTA NSX CONCEPT-GTもピットインを行った。ピットに入る前に、野尻が車の症状をエンジニアに伝え、ピットイン時にセット変更を行う事になった。セット変更は問題なく完了したものの、タイヤ交換に手間取り、大きなタイムロスをしてしまった。コースに復帰した時は12番手まで後退してしまった。
 交代した松浦孝亮は、速いラップで周回を重ね、51周までにポイント圏内の10番手までポジションをアップ。9番手とのギャップは大きく、単独で10番手を走行。しかし松浦は他車と比較しても速いラップタイムで周回を重ね、最後まで諦めない走行を続けたが、終盤にエンジントラブルが発生してしまいピットイン。そのまま走行を続ける事は出来ず、レースを終えた。

鈴木亜久里監督のコメント
「NSX CONCEPT-GTもCR-Z GTもとても良いペースで走っていたのに、ピット作業で失敗してしまった。とても大きなミス。次回のオートポリスもピットは狭いので、同じような事が起きないようにシミュレーションしていきます」

佐藤エンジニアのコメント
「午前のセッションではタイムは出ていなかったものの、バランスが良かったので、微調整をしてスタートしました。最初のスティントはなかなか前車をオーバーテイク出来なかったので、後半のスティントはピットイン時にセットを少し変更したら、ラップタイムが上がったので、車は悪くなかったと思います。しかし、ピット作業でロスがあったので、そこが大きな反省点です」

松浦孝亮のコメント
「タイヤのライフが厳しくなる事が予想されましたが、思ったよりはペースが良かったと思っています。ピット作業で手間取ってしまったり、終盤はエンジンにトラブルが発生してしまったりで、なかなかうまくいきませんでしたが、次頑張ります」

野尻智紀のコメント
「今回は色々ありましたが、自分のドライビングスキルをもっともっと上げて、雰囲気を良くしてチームを引っ張って行く事が出来ればと思いました。自分をもっともっとレベルアップさせる事が重要だと感じたレースでした」

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