21日、ニューヨーク・インターナショナル・オートショーで公開された、世界初の量産電気自動車『ニッサン・リーフ』をベースとしたレース専用モデル、『NISSAN LEAF NISMO RC』が筑波サーキットでテストを実施。モーター駆動での走行を行った。
この『NISSAN LEAF NISMO RC』は、電気自動車リーフのレーシングバージョンとして製作されたマシンで、カーボンコンポジットのモノコックに3分割構造のボディを装着。サイドウインドウは固定で、ドライバーが室内から操作できるリヤウイングを備え、リチウムイオンバッテリーを搭載し、80kWのモーターは107馬力を発生し、最高速は150km/hというポテンシャルをもつ。
ニューヨークショーの際には、ニスモのワークスカラーリングをホワイト×ブルーに塗り分けたカラーリングを纏っていたNISSAN LEAF NISMO RCだが、21日に筑波サーキットで行われたテストには、ボンネットにはブルーのニッサンエンブレムが輝くものの、カーボン地のまま登場した。
この日のテストでは、スーパーGTでカルソニックIMPUL GT-Rのドライバーを務める松田次生がステアリングを握り、電気自動車特有のモーター音を響かせ走行した。
「レーシングコースでの初めての走行でしたが、フィーリングがとても良く、レースカーとしての完成度の高さを感じました。電気自動車らしい強力なトルクでコーナーの立ち上がりが特に素晴らしく、またダウンフォースもしっかり効いており、トップレベルのドライバーでも楽しめるパフォーマンスを備えています」とNISSAN LEAF NISMO RCについて語る次生。
「また運転操作が簡単なことから、レース入門者でもすぐにドライブすることができると思います。この車でレースをやったら、とても面白いものになると感じました」
このNISSAN LEAF NISMO RCは、今季は世界中のモータースポーツイベントでデモラン等に使用される予定だ。
NISSAN LEAF NISMO RC プロモーションビデオ
(NissanNewsroom)