第8戦もてぎ 決勝レポート(GT300)
マシン良くも、レギュレーションの壁厳しく

 午前のセッションはピックアップ対策を行い、そこそこ良いセットが見つかり、スタートを迎えた。

 スタートドライバーはいつもと同じ高木真一。高木は慎重にスタートを切り、順位をキープしながら周回を重ねた。しかし、徐々にタイヤのグリップが落ちてきてしまったのと、前車に塞がれてしまい、なかなか前に出ることが出来なかった。高木はルーティンのピットインまでに2つ順位を落としてしまう。

 もてぎはタイに比べて、CR-Z GTには相性が良いはずだったが、ストレートではやはりFIA-GT3勢に抜かれてしまう。単独走行ではGT3勢に引けを取らないタイムだが、高木は我慢の走行を続け小林崇志につないだ。

 小林は21番手でコースに復帰し、すぐに速いラップタイムを連発して前車を追っていく。徐々に順位を上げていくものの、12番手まで順位を上げるのが精一杯だった。

 1年を通して残念ながらFIA-GT3勢のスピードに対抗できるストレートスピードをJAF-GTは出すことが出来なかった。しかし、マシンバランスは非常に良く、マシン性能を引き出せた1年だったので、来季はレギュレーション変更に期待しつつ、さらに成長できるようにオフシーズンを迎えたい。

鈴木亜久里監督のコメント
「マシンの性能は十分引き出せていると思うので、今のレギュレーションではこれが精一杯かも知れない。でも、オートポリスのようなコースレイアウトであれば戦闘力を発揮することは出来るので、諦めずに来季もプッシュします。1年間応援して下さった皆さまに感謝します。来年も応援して下さい。ありがとうございました」

一瀬俊浩エンジニアのコメント
「昨日から不安だったピックアップについては、ダウンフォースを増やして、タイヤプレッシャーを調整して備えました。その調整でマシンバランスは向上し、単独で走行すると速いのですが、レースではタイヤ無交換作戦を取ったチームに対抗するのは難しかったです。今できる最大のパフォーマンスは発揮出来たと思っています」

高木真一選手のコメント
「車は本当に調子良くて、タイヤを無交換作戦で行きたかったのですが、タイヤの状態を見て交換しました。小林に替わる直前が9番手で、タイヤを4輪交換してそこからポジションを上げるのは、今の状況下ではアシストを使っても抜くのは難しかったです。その辺が今後の課題ですが、チームは非常に良いマシンを仕上げてくれて、ドライバーとしてはモチベーションが上がるマシンでした。1年間こうしてマシンを上手く仕上げることが出来たので、後はレギュレーションの見直しをお願いしたい気持ちです。今年1年間応援して下さった皆さまには申し訳ない結果になってしまいましたが、応援して下さいましてありがとうございました。来年も頑張りたいと思います」

小林崇志選手のコメント
「高木さんからバトンを受け継いで、コースに出て行ったところ、タイヤの暖まりも良く1周目から速いペースで走れました。しかし、ライバル達はタイヤ無交換や、2輪交換などの作戦で前に出られてしまい、順位を上げることは出来たのですが、ポイントを獲得することは出来ませんでした。非常に悔しい結果でしたが、チームは良いマシンを作ってくれて本当に感謝しています。そして応援して下さった皆さま、ご支援下さいましたスポンサーさんに感謝申し上げます。ありがとうございました」

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