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F1ニュース

投稿日: 2010.08.05 00:00
更新日: 2018.02.15 21:33

「これでこそフェラーリ」。会長、称賛と激励


 ハンガリーGPでフェラーリが2位と4位を獲得した後、フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモロは、これこそ自分の望むフェラーリの姿であるとチームを称賛し、タイトル争いをあきらめるなと激励した。

 フェラーリはマシンのパフォーマンス不足やミスにより、ライバルたちに大きく水をあけられていたが、ドイツ、ハンガリーと調子を取り戻し、ハンガリーでアロンソはレッドブルのふたりに割って入る2位を獲得したことにより、ポイントリーダーのマーク・ウエーバーとの差を20ポイントにまで縮め、タイトルの可能性をつなげた。

「7月は非常に忙しい1カ月だったが、我々にとってとてもいい形で締めくくることができた」とディ・モンテゼモロ。
「今日のポジションと1カ月前のポジションを比べればなおさらそう思う。この成果を受け、全従業員に対して感謝したい。彼らはこの結果を出すために多大なる努力を注ぎ込んできた。ホッケンハイムでは1位と2位でフィニッシュし、昨日(のハンガリーで)は2位と4位を獲得した。これは可能な中で最大限の結果だった」

「エンジニアたちは懸命にマシンの改良に取り組み、ドライバーたちは素晴らしい仕事をした。フェルナンドは最高のスタートを決め、1コーナーではあと少しでリードをとるところだった。フェリペ(・マッサ)も重要なポイントを持ち帰ってくれた。1年前のアクシデントのことを考えれば彼にとって特別なレースだった」

「今シーズン、我々は大きなチャンスを無駄にしてきたし、難しい決定について残念に思う気持ちは今も残っていることは否めない。しかし我々は前を見て、今自分たちはタイトルを争っているのだという事実を信じる気持ちを持たなければならない。これこそが私が見たいフェラーリの姿であり、我々のファンが見たいフェラーリだ。今のフェラーリは、戦う力があり、結果を出す能力があるチームだ」
「この調子で戦い続け、最終的にどの位置に立てるかを見てみようではないか。我々は、強い決意を持ってマシン開発を進め、より一層努力し続けなければならない。とはいえ我がチームのスタッフたちには、私がわざわざそんなことを言うまでもないだろう」