F1ドライバーたちが、2014年のF1はテクニカルレギュレーションにおいて大きな変更がなされるため、今の段階でシーズンの予想をすることは不可能であると述べている。

 今年、F1には1.6リッターV6ターボエンジンが導入され、エネルギーリカバリーシステム、空力面、タイヤなどが新しくなる。

 序盤はトラブルが多発するのではないかとの予想もなされているが、ニコ・ヒュルケンベルグとフェリペ・マッサは、テスト、あるいはシーズンが始まるまでは状況は全く読めないという意見を述べている。

 ザウバーからフォース・インディアに復帰したヒュルケンベルグは、最初のテストの直前にこれほど状況が予測できないというのは、F1が過去に経験したことがない事態であると語った。

「今の段階では、今年のシーズンがどうなるのか、新車がどうなるのか、誰にも分からない」とヒュルケンベルグはチームのインタビューにおいて述べている。
「実際にコースを走ってみるまで答えが分からない問題がたくさんある。開幕戦ですら、真実が明確にはならないだろう。前進するためにチェックし、分析し、作業にあたらなければならないデータがたくさんある」

「最初のテストの2週間前になっても皆の位置関係を予測できる者がいない、こういう状況は初めてだ」
「全員がとても珍しい状況に直面している。チャレンジであり、特別なことを成し遂げるチャンスでもあるが、一方で間違いを犯す可能性も出てくる。だから自分自身の仕事をきちんと行う必要がある」

 フェラーリからウイリアムズに移るマッサも、クルマに乗り込むまでは何も分からないとの意見を示している。

「今年、たくさんの変化があるのは確かだが、誰もが同じ条件だ」とマッサはウイリアムズの公式サイトにおいて述べた。

「マシンに乗るまでは、学ぶべきこと、そうでないことについては何も分からない。トルク増加に伴うスロットルの扱い方、強力な新しいERSがドライビングにどう影響するか、といったことすべてが分からないんだ」
「空力面の話をすると、マシンのダウンフォースは2013年よりも減少する。特にシーズン前半はその傾向が顕著だろう。こういった大きな変化を、テストが始まったらすぐに、できるだけ早く理解する必要がある」

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