シャルル・ピックは、マルシャからケータハムへ移籍したことに後悔はしていないと語っている。
ケータハムは昨シーズン、最終戦ブラジルGPでマルシャの上に立ち、コンストラクターズランキング10位でシーズンを終えている。
しかし今季開幕2戦ではケータハムは予選でマルシャを完全に打ち負かすことができていない。開幕戦オーストラリアではケータハムは2台ともマルシャ勢の後塵を拝し、マレーシアGPではピックがジュール・ビアンキとマックス・チルトンの間に割って入るにとどまった。
それでも、ケータハムで開幕2戦を戦ってみて、移籍したことへの不満はないとピックは語った。
移籍を後悔しているのではないか、と問われたピックはこう答えている。
「そうは思っていないよ」とピック。
「僕はマルシャで素晴らしいシーズンを送ったけれど、今シーズンから数年間をケータハムで戦うことができるのはとてもうれしい。失望することなんか何もないよ」
「ただ向上させる必要のある部分がいくつかあるというだけなんだ。そして、僕らの仕事は問題を解決して前に進むことだ」
ピックは、セッティング変更で大きな向上を果たすのは難しく、今はアップグレードの導入を待つしかないと付け加えている。
「(アップグレードまでは)数戦待たなくてはいけないと思う。でも、僕はチームを信じているし、前に進めると確信しているよ」
「タイヤの温度やデグラデーションには効果があっても、セットアップだけで1秒を稼ぐことはできないんだ」
「もちろん、僕らはセットアップやタイヤマネジメントを最適化しようと努力しているけれど、現時点ではアップデート待ちだね」