メルセデスGPのボス、ロス・ブラウンは、カナダGPにおいてミハエル・シューマッハーの戦略を誤り、貴重なポイントを失ったと述べた。
シューマッハーは最後にソフト側のタイヤで長いスティントをとったことで、終盤グリップを失い、結局8位からポイント圏外の11位に順位を落とした。シューマッハーは序盤にルノーのロバート・クビカとのバトルの中でタイヤのパンクに見舞われ、それによって戦略を変更せざるをえなかったが、その戦略は予定どおりにはいかなかったブラウンは語った。
「レース序盤、ミハエルはとても好調に見えたし、非常にいい位置にいた」とブラウン。
「残念ながらクビカとの事故で右フロントタイヤがパンクし、予定外のピットインをすることになった。そのためタイヤに関してのプランが崩れてしまった」
「今思えば、オプションでできるだけ長く走ろうとするのは大胆すぎた。ミハエルは終盤かなり苦戦することになった。今週末は(ニコ・ロズベルグの6位によって)いくつかポイントを獲ることができたが、望んでいただけのポイントは獲れなかった」