ジェンソン・バトンはセルジオ・ペレスのアグレッシブさに関して不満を言わずにコース上で戦って勝たなければならないと、元F1ドライバー、ジョン・ワトソンが述べている。
バーレーンGPでマクラーレンのチームメイト同士であるバトンとペレスは何度か接触するような激しいバトルを展開した。
バトンは無線でチームに対し、ペレスを落ち着かせるよう求め、レース直後、ペレスはアグレッシブすぎたと批判した。
一方のペレスは、バトンも自分と同じぐらいアグレッシブだったと主張している。
マクラーレンのボスは、チームはドライバーたちのバトルを止めるつもりはないが、ドライバーたちはチームの不利益になるような行動はしてはならないと述べている。
バーレーンGPでバトンは10位、ペレスは6位でフィニッシュした。
ワトソンはBBC Sportに対し、バトンはチームに頼んでペレスを引かせるのではなく、自分自身で戦わなければならないと語った。
「ペレスがバトンを苦しめるのであれば、バトンはそれを受け入れなければならない」とワトソン。
「それが人生だ。(チームプリンシパルの)マーティン・ウィットマーシュがペレスに引くよう言ってくれるなどと期待してはならない」
「若いチームメイトからプッシュされるのは愉快なことではない。だがそれも戦いの一部だ。戦いに加わり、ベストの仕事をして応戦しなければならない」
「バトンは非常に経験あるドライバーで、マクラーレンのナンバーワンだ。チームはナンバーワンもナンバーツーもないと言ってはいるがね」
「バトンはナンバーワンのポジションにいるからこそ、追いかけられる。ペレスはもしバトンに勝てればマクラーレンでいいポジションを確立できると考えるだろう」
「それがジャングルのおきてだ。どのドライバーも皆、チームリーダーになりたいと思っている」