ピレリは、今週バルセロナで行われる最後のF1合同テストで、今季決勝中にドライバーたちが何回タイヤ交換をすることになるのかがはっきりしてくるだろうと述べた。
今週のテストでは、序盤3戦に使用するソフトとハードのみが持ち込まれる。
バルセロナテストを前に、ピレリのモータースポーツディレクター、ポール・ヘンベリーは次のように発言した。
「シーズン序盤に持ち込むコンパウンドはすでに発表済みであり、チームのほとんどはハードおよびソフトのPZeroタイヤのテストに集中するだろう」
「彼らはロングランとレースシミュレーションを集中的に行い、それによって、我々がすでにテストデータから推測した結果が確認されるはずだ。我々は、毎戦ピットストップは2回、時には3回行われると予想している」
ピレリは、レースを活性化し、戦略を多様化させるため、耐久性の低いタイヤをわざと作ったと繰り返し主張しているが、ドライバーたちからは不評だ。
しかしヘンベリーは、これまでのテストでは気温が低く、実際のグランプリでのコンディションでは走れていないとして、今週のテストで気温が上がれば、レースでのタイヤの磨耗とピットストップの回数がよりはっきり予測できるようになると述べている。
バルセロナテストは8日から12日の5日間開催され、各チームはその中の4日間を走行する。