マクラーレンのルイス・ハミルトンが、今年の新しいピレリタイヤの性質のせいで、F1マシンを速く走らせることができなくなってしまったと嘆いている。

 2011年からF1公式タイヤサプライヤーはピレリが務める。ピレリは、レースをよりエキサイティングにするために、各ドライバーが決勝で2回ストップを行うよう、早く磨耗するタイヤをデザインしたと説明している。しかしドライバーたちからは、タイヤがもたなすぎるなどの批判の声が出ている。

「マシンについてもっと考えるべきことはある。でもF1のスピードは遅くなってしまったみたいだ」とハミルトンは、最後の合同テストを前に、guardian.co.ukに対して語った。
「レースディスタンスにおいてマシンは前より遅い。去年は燃料をたくさん積んだ状態でタイヤを最後までもたせなければならなかった。今年は去年よりもっと遅くなった。この前走ったけれど、いやになるぐらい遅かった。本当だよ。正直言って、わくわくしない」

「最初の走行では、あまりプッシュしなかったのにタイヤは9周で終わってしまった。ラバーが完全になくなるほどだ。次の走行では、もっとゆっくり走らなければならなかった。まるでアウトラップを走っているようだったよ。それでもソフトタイヤではたかだか15周か16周しか走れないんだ」

「ここ数年、僕らはスピードやアグレッシブさという重要な部分を保ちつつ、自分のスタイルを変え、適応しなければならなかった。今対処しなければならない一番大きな問題は、タイヤをどのようにしていたわって走らなければならないかということだ」

「今年も少なくとも(去年と)同じぐらい接戦になるのかどうか見てみよう。レギュレーションによってチーム間の差は小さくなり、より接戦になっている。でも本当の意味での接戦じゃない。2007年や2008年には、チームは互いにプッシュし合い、トップ勢は本当に速かった。でも今は皆マシンのスピードを落としている。それで力がより接近しているということかもしれない」

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