元F1ドライバーであり元F1チームボスのゲルハルト・ベルガーが、2010年のワークス参戦から2年目のメルセデスGPはそろそろ結果を出すべきであり、不振の言い訳を聞くのにはもううんざりしていると述べた。
メルセデスGPは2009年のチャンピオンチームであるブラウンGPを買収し、ミハエル・シューマッハーとニコ・ロズベルグを擁して2010年から活動を始めた。しかしまだ勝利がなく、今年はベルギーGPまでは表彰台も獲得していない。
「ベルギーでロズベルグが最高のスタートを決め、完璧なパフォーマンスを見せたにもかかわらず、2周たつと、まるで素人のドライバーのようにどんどん順位を下げていった。あれを見ていていらいらしたよ」とベルガー。ロズベルグは5番グリッドからスタートでトップに立つが、3周目にはセバスチャン・ベッテルに首位を明け渡し、最終的には6位フィニッシュとなった。
「メルセデスの説明や言い訳にはもううんざりだ。一流のマニュファクチャラーなのだから、そろそろドライバーたちに立派なF1マシンを用意すべき時だ。エンジンはF1の中でトップクラスであると広く評価されている。あとは彼らが残りの部分をうまくやらなければならない」