10日、世界モータースポーツ評議会において、2011年からF1でのチームオーダーを禁止する規則を廃止することが決定した。フェラーリ代表のステファノ・ドメニカリは、これを歓迎する発言を行った。
今年のドイツGPでフェラーリがフェリペ・マッサとフェルナンド・アロンソの順位を入れ替えさせたことによって、チームはチームオーダーを出したとして多額の罰金を科せられたが、その後、F1界内部ではチームオーダーを禁止するのは実際には困難であるとの意見が多く見られ、結局はチームオーダー禁止の規則が来季から撤廃されることが決定した。
「ついにこの無意味な偽善に別れを告げることができた」とドメニカリはLa Gazzetta dello Sportが主催するイベントにおいてコメントした。
「我々にとってF1はチームのスポーツだ。我々はその見方を常に変えずにきたし、そう扱われるべきだ」
FIAは10日発表の声明において、「チームオーダーを禁止する条項(39.1)は削除される。チームは、このスポーツの信用を失墜させる可能性がある行為は国際スポーツ法典151c条およびその他の関連する条項において対処されることを承知すること」と記し、行きすぎた行為は罰すると示唆している。
「レギュレーションにはすでに、ある状況が極端なやり方で扱われることを防ぐ主張が盛り込まれている」とドメニカリ。
「昨日の決定は非常に重要だ」