レッドブル・レーシングのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーは、セバスチャン・ベッテルはマーク・ウエーバーのF1最後のレースで優勝を譲ることは考えないだろうと語った。
ウエーバーは今季末でのF1引退を表明しており、今週末の最終戦ブラジルGPが彼にとってのF1ラストレースとなる。
ホーナーは、ウエーバーが最後のレースで優勝を飾ることを願っていると述べる一方で、ベッテルは9戦連続優勝の記録を狙うだろうと語った。
「彼(ウエーバー)が最後のレースで勝つところが見られたらどんなに嬉しいだろう。そうなったら引退の形として素晴らしい。だがセバスチャンも記録の更新を狙っている」とホーナー。
「通常どおり、ふたりは真っ向から勝負することになるだろう。マークも優勝を譲られたくはないはずだ」
ベッテルはインドGPで4年連続となるタイトルを獲得、ベルギーからアメリカまで8連勝を飾っている。
ウエーバーは今季まだ勝利を一度も獲得しておらず、最終戦を前にドライバーズ選手権5位に位置している。
ホーナーは、「今の目標はマークにランキング3位を獲得させることだ」と述べている。ウエーバーと、現在3位のルイス・ハミルトンとの差はわずか6点となっている。