4日、佐藤琢磨はグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードを訪れ、過去のF1カーとカンナムカーのドライブを楽しんだ。
琢磨は、1988年にアレッサンドロ・ナニーニが走らせ、現在はフローラン・ムーランが所有するベネトンB188を走らせた。フットクラッチとHパターンギヤシフトのF1マシンを走らせるのは2度目だという琢磨は、このマシンのドライブをエンジョイしたようだ。
「ベネトンは本当に素晴らしかったです」と琢磨。
「完全なる芸術的な美を備えていました。マシンのコンディションは極めてよかったし、ギヤボックスはスムーズで素晴らしかった。ドライブするのが本当に楽しかった。最高のマシンですね」
次に琢磨は、1970年のカンナムカー、マーチ707に乗り込んだ。約850bhpを発生する8.5リッターのシボレーエンジンが搭載されたこのマシンは、過去にデイトナ・レースウェイで373km/hを記録している。琢磨はこのマシンを走らせた後、興奮した様子でこう語った。
「すごいパワーのマシンでした! すごいとしか言いようがない。トルクがすごくて、どのギヤに入れても加速がすごい。走らせるのが本当に楽しかった。驚きましたね!」
琢磨は、この週末、マシンを走らせる以外にも、マーチ卿、ピーター・フォンダ、その他多数のスターと共に時間を過ごし、グッドウッドを楽しんだ。
