フェリペ・マッサは、2014年もF1のグリッドに並ぶことが、母国ブラジルにとって大きな意味になると語った。

 現在、F1唯一のブラジル人ドライバーであるマッサは、今シーズン限りでフェラーリを去ることになっているが、来シーズンの契約については今も不透明な状況が続いている。

 彼は自分か、もしくは同じブラジル人ドライバーが2014年もF1で走ることが重要だと語り、有力な若手ドライバーが育っていないブラジルの現状を嘆いた。

 F1におけるブラジル人ドライバーの価値について問われたマッサは、「それは非常に重要なことだと思う」とコメント。
「僕らのもとには、常にF1で活躍するブラジル人ドライバーがいた。この数年で起きてしまったことは本当に残念に思うよ」
「今の僕はF1唯一のブラジル人ドライバーだけど、来年の契約はまだ結べていない」
「僕か、あるいは別のブラジル人が走らなければ、それはブラジルにとって大きな損失になるだろう」
「だから僕は、今まで同様にここで祖国のために戦うことができるよう望んでいるんだ」

 マッサは、ブラジルが直面している問題が、F1に留まらず、ジュニアカテゴリーにも影響を及ぼすことを危惧している。
「それはかなり前から起きていた問題だよ」とマッサ。
「僕が2000年にブラジルからヨーロッパへ移ってきた時、あらゆるカテゴリーでブラジル人ドライバーがチャンピオンシップを戦っていた」
「主要なカテゴリーは、どこもブラジル人でいっぱいだったし、フォーミュラ3000にはチームだってあった」
「けど、今はどのカテゴリーにもブラジル人の姿は見当たらないし、チャンピオンシップを賭けて戦っているのを目にしない」
「現時点では、フェリペ・ナスールがF1にわずかなチャンスを持っているだけだ。彼を別にすれば、他に才能とチャンスを持っているドライバーは皆無だ」

 またマッサは、ペイドライバーとして走ることはないと、これまでの主張を繰り返した。
「F1での僕は常にプロフェッショナルだった。いつもサラリーを受け取っていたし、これまでレースをすることでお金をもたらしたことはない。それは変わっていないんだ」

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