毎レース異なる勝者が生まれ、チームの力関係が変わる今シーズンのF1について、ジェンソン・バトンは、あまりに予測不能すぎてファンが離れていくのではと危惧している。

 モナコGPでマーク・ウエーバーが優勝し、今季ここまでの6戦で6人のウイナーが生まれている。
 マクラーレンのバトンは、今季F1は全く予想がつかず、それがこのまま続けばファンが離れていくかもしれないと述べた。

「たくさんの勝者が生まれていることに、皆わくわくしている。それは最初はファンにとってもF1にとっても素晴らしいことだった」
「でもそのうちファンはこう言い出すだろう。『つまり誰でも勝てるってこと? 誰もがあんな風に負ける可能性があるってこと?』ってね。そろそろファンも少しおかしいと思い始めていると思う」
「次の2戦くらいで、何らかのパターンが見えてくることを期待している。そうすれば、タイトル獲得のための最大のライバルがどのチームでどのドライバーなのか分かるだろう」

 一方、チーム代表らはこの状況を歓迎している。
 マクラーレンのマーティン・ウィットマーシュは、誰が勝つか分からないシーズンの方がファンは楽しめるはずだと述べた。
「今のランダムさが魅力的でないと言うなら、数年前に意外性が全くなかったころとは考え方が180度変わったということだ」
「結局のところ、ファンは予測できない状況を好むはずだ。グランプリの前には誰が勝つか分からない方が好まれる。今年はすべてのレースが非常にエキサイティングだ」

 ランダムすぎはしないかとの質問に対し、ウィットマーシュは「そうは思わない」と答えている。
「今のF1は非常に魅力的だと思う」

 レッドブル・レーシングのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーは、今年多くの勝者が出るのはタイヤが理由でもあるが、多数の素晴らしいドライバーが出場しているからでもあると述べた。
「これほど多くのウイナーが出るのは素晴らしいことだと思う。タイヤがひとつの要因だが、強力なドライバーが多数いるということも大きな理由のひとつだ」
「レッドブルは2勝目を挙げた最初のチームになった。これは大きな成果だ。それぞれのチームがタイヤコンパウンドの変化にうまく対応しようとしている。それが主な要因となって、今年のF1はこれまでとは別の物になっている」

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