バルセロナにおける最後のプレシーズンテスト3日目に、テスト&リザーブドライバーのケビン・マグヌッセンがマクラーレンMP4-30を初めてドライブし、今年のマシンは昨年型とは全く異なっており、とてもいいマシンになるとの感想を語った。

 クラッシュの影響で今回のテストを欠席したフェルナンド・アロンソに代わり、2月28日、マグヌッセンがステアリングを握った。マグヌッセンはすぐにマシンになじんたものの、午後にオイル漏れが発生したためにマクラーレンはテストを打ち切った。合計39周を走行するなかで、マグヌッセンは1分25秒225で8番手となった。

 2014年にレースドライバーを務めたマグヌッセンは、新車は昨年とは全く異なるマシンであり、基礎はいいと述べた。

「今年のマシンは去年のものとはかなり違う」とマグヌッセン。
「一貫性が大幅に向上したと感じる。より予測しやすくなり、ドライバーフレンドリーなマシンだ。まだ十分な速さはないけれど、ベースラインとしては確かなものだと感じるし、これから大きく向上するはずだ。マクラーレン・ホンダはこの方向に進んでいけばいいマシンになると思う」
「またマシンに乗ることができて嬉しかった。新車で走るのが大好きなんだ。このマシンに初めて乗ってみて、去年取り組んできた仕事がこのマシンに活用されているのが分かった」

 マグヌッセンは、まだやるべきことは多いが、シーズンの中でMP4-30はいいマシンになっていくと予想している。

「とても一貫性が高く、予測しやすく、スムーズで、走りやすい」とマグヌッセンはSky Sportsに対して語った。
「去年のマシンの方がダウンフォースは大きかったと思うが、シャープで予測しづらいマシンだった」
「新しい発想による完全に新しいデザインだ。まだやるべきことは多いけれど、ベースはとてもいいと思う。すごくいいマシンになるだろう。ただ、シーズン序盤は難しいかもしれない」

 マグヌッセンはまた、実際にテストに参加してみて、ホンダが勝ちたいという強い意思を持っているのを感じたと述べている。
「ホンダと一緒に働けて嬉しい。とてもやる気があるチームだし、成功したいという気持ちを持っているのを感じる。彼らはここに勝つために来ているんだ。時間はかかるだろうが、それを成し遂げるために彼らはここにいる」

本日のレースクイーン

佐波芽衣さなみめい
2025年 / スーパーGT
Pacific Fairies
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

  • auto sport

    auto sport 2025年7月号 No.1609

    【特集】LE MANS 2025
    “史上最混戦”の俊足耐久プロト頂上決定戦

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円