モナコでは通常以上のトラフィックが予想されるため予選を分割して行う案が出ていたが、結局は却下され、今週末のモナコGPでは通常どおりのシステムで予選が行われることになった。ジェンソン・バトンやフェリペ・マッサは、ベストを尽くすと述べているものの、厳しい予選を予想している。

 コース幅が狭く、追い抜きが困難なモナコで、昨年より4台多い24台が一斉に走ることで、クリアラップがとりづらくなり、トップチームのドライバーが下位に沈む可能性もあるかもしれない。モナコ水曜記者会見でこれについて聞かれたドライバーたちは、次のようにコメントした。

「予選を戦っていて、クリーンな1周を走れないというのはいやなことだよね」とマッサ。
「モナコはその点においては最悪のコースだ。僕らはこれまでのところうまくやってきたと思うけれど、ここでは大きな問題を抱えることになるだろう。特にQ1が大変だと思う。予選が少し違う形になればよかっただろうね。少なくとも全ドライバーがベストを尽くせる可能性を確保できたはずだ。ここでクリアラップをとるのは簡単ではない。でも決定はすでに下されたのだから、なんとかベストを尽くすしかないね」

 ラップされる側のヴァージン・レーシングのティモ・グロックはこう語っている。
「全員で決めたのだから、もう変えることはできない。GP2では24台か26台が走っていてもうまくやれている。確かに大変だよ。2007年には僕もクリアラップがとれなかった。でもそれがモナコなんだ。モナコは独特であり、それになんとか対処しなければならない」

「GP2よりもF1の方がマシン同士のタイム差が大きい。全員が大変な思いをするだろう」とバトン。
「フライングラップでトラフィックにつかまってしまったら、そのラップを諦めて、スペースを見つけて次に賭けるのが普通だけど、ここでは走り続けなければならないだろう。ひたすら走り続けなければならない。その周がベストラップになるかもしれないからだ。Q1はとてもトリッキーなセッションになるだろうけど、なんとかやってみるよ。Q1を終えた時点で満足できずに憤っているドライバーが何人かいるだろうね。でも全員が同じ状況なのだし、その中でうまく対処しなければならない」

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