今週末、スポーツランドSUGOで行われる全日本F3第14・15・16戦は今季の全日本F3選手権の最終ラウンドにあたるが、そのSUGO戦に、山内英輝(PLANEXハナシマF308)のマシンが今までとは異なるカラーで登場した。漫画『Capeta』の主人公、平勝平太が駆るF3マシンのカラーリングだ。
漫画『Capeta』は、曽田正人さんが描くモータースポーツを題材とした漫画で、現在も月刊少年マガジンで大好評連載中。カートを与えられた勝平太(カペタ)少年が、さまざまな困難と闘いながら、持ち前のセンスでレーシングキャリアをステップアップしていくストーリー。
現在劇中では、カペタはちょうど全日本F3に参戦中。現実の全日本F3で、山内のマシンをサポートするプラネックスコミュニケーションズ株式会社が、主人公カペタがドライブするダラーラF308の1/43スケールミニチュアカーを2011年12月末に発売することになり、今回それを記念して山内のマシンをカペタの劇中のカラーに彩った……というのが今回実現した山内のマシンのカラーリングだ。
さすがにF3のオフィシャルスポンサーのロゴや、山内が今季使用するゼッケン5は変更できないものの、劇中でカペタが所属するノア・モータースポーツのロゴやステラ自動車の各販売店のロゴなど、カラーリングを忠実に再現。最近のストーリーを読んだことがあるファンにはたまらないカラーリングとなっている。
劇中では爆発的なスピードをみせるカペタのカラーリングを纏って走ることになった山内は、「実は、作者の曽田先生が以前にフォーミュラトヨタで走行したことがあるんですが、その時に先導走行を務めさせていただいたことがあるんです。それ以来、勝ったりするたびにメールをもらったりしていたので、すごく嬉しいですね」とご満悦の様子だ。
午前の予選では、カペタカラーのマシンにさっそくポールポジションをプレゼント。午後の第14戦でも見事勝利を飾り、劇中同様の速さを見せつけていた。