4日、都内のホテルで、日本のモータースポーツ史を彩ってきた名ドライバーたちのOB会組織『GOLD STAR DRIVERS CLUB of JAPAN(GSDC)』が設立記念のパーティを開催。31名の往年の名ドライバーが顔を揃えた。
1963年に、鈴鹿サーキットで日本のモータースポーツの歴史の幕開けを告げる第1回日本グランプリレースが開催され、今年で50年。その間さまざまなレースが行われ、F1グランプリをはじめとした世界、そして日本国内のモータースポーツを盛り上げた多くの名ドライバーが誕生した。
そんな輝かしい栄光と誇りを持つレーシングドライバーを選定し讃え、そして会員同士交流し、モータースポーツの歴史を残し、モータースポーツのさらなる発展と社会貢献の活動の母体となるべく誕生したのが、このGSDCだ。いわば野球で言うところの名球会にあたる組織になる。
入会はスーパーフォーミュラ、スーパーGTに参戦する現役ドライバーをのぞく日本人ドライバーに限られ、1973年以前の主要ワークスドライバー、国内各主要シリーズのチャンピオン、推薦等によって資格を得ることができる。
GSDCの設立にあたり4日、都内で初めての会合が行われた後、クラブ誕生を祝した盛大なパーティが開かれた。今回、クラブ誕生に際し入会した会員は48名。うち、31名の会員がパーティに姿をみせている。
会員は1963年の第1回日本GPに参加したドライバーから、1992年レースデビューの高木虎之介までさまざま。この日もさまざまな年代のドライバーが再会を喜び、旧交を温め合った。
また、パーティの中で行われたトークショーでは、1969年のスカイラインGT-Rのデビュー戦であるJAFグランプリレースで優勝を争ったトヨタ1600GTの高橋晴邦、GT-Rをドライブした篠原孝道による舞台裏、1963年から続くトヨタvsプリンス/ニッサン対決の両エースを務めた細谷四方洋、砂子義一のふたりによる対決の歴史に関するトークショーも行われ、設立記念パーティは和やかな雰囲気で幕を閉じた。
GOLD STAR DRIVERS CLUB of JAPAN 会員一覧
難波靖治/漆原徳光/大岩湛矣/大久保力/大坪善男/岡田秀樹/岡本安弘/影山正彦/片山右京/北野元/北原豪彦/久保田洋史/黒澤元治/桑島正美/真田陸明/篠原孝道/菅原義正/杉崎直司/鈴木亜久里/鈴木恵一/鈴木利男/砂子義一/関谷正徳/多賀弘明/高木虎之介/高橋国光/高橋利昭/高橋晴邦/武智勇三/舘信秀/津々見知彦/寺田陽次郎/歳森康師/都平健二/長坂尚樹/中嶋悟/中谷明彦/長谷見昌弘/服部尚貴/鮒子田寛/藤田直廣/星野一義/細谷四方洋/松本恵二/見崎清志/柳田春人/吉田隆郎/米村太刀夫(五十音順)
