開幕4連勝を達成したメルセデスAMGは、中国GPで新しいノーズを使用していた。このノーズはバーレーンGP直後に行われたテストで試されたもので、ノーズの先端がフロントウイングを吊り下げるステーの前端とほぼ同じ位置にまで短くなった。またノーズの先端に小さな穴が設けられている点も興味深い。単なる冷却系の穴ではないことは、その入口にセンサーが装着され、気流のスピードを測定していることもわかる。

 ノーズを短くした目的は、短くすることによって結果的にノーズの高さが上がり、フロントウイングとの間の開口部が大きくなることを狙ったものと考えられる。前方からノーズ下に入る空気量が増え、その空気をうまく床下に送り込むことで、発生するダウンフォース量を増やしているのだろう。

 しかし、ダウンフォース量が速さに直結する上海インターナショナル・サーキットのセクター2では、ウエットコンディションの予選でルイス・ハミルトンが区間トップタイムを記録したものの、区間2番手と3番手はレッドブルに奪われた。ダウンフォースという点においては、メルセデスAMGが改善すべきことはまだ残っているのかもしれない。

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