アシストフィーリングの最適化と自転車仕様を向上
電動アシスト自転車PASリチウムシリーズ
8.1Ahバッテリー搭載の2010年モデル3機種発売

 ヤマハ発動機株式会社は、電動アシスト自転車PASシリーズ最大容量の8.1Ahリチウムイオンバッテリーを搭載した2010年モデル3機種「PAS リチウム L」「PAS リチウム L スーパー」「PAS CITY-S リチウム L スーパー」を3月31日より順次発売する。これによりPASの2010年モデルは、全8機種となる。

 「PAS リチウム L」は、通常のドライブユニットに8.1Ahバッテリーを組み合わせた、長距離走行のお買い得モデルである。「PAS リチウム L スーパー」は、高耐久のアルミハウジングユニットを採用し、パワフルなアシスト力と走行距離を高い次元で両立したPASの最上位モデルである。27インチタイヤの「PAS CITY-S リチウム L スーパー」は、高耐久のアルミハウジングユニットを新規に採用し、アシスト設定を強化してパワフルさも加味した長距離通勤・通学モデルとなっている。

 主な特長は、1)アシストフィーリングの最適化により、2009年モデルで高評価を得た発進時や坂道での力強さに加えて、平坦路や緩斜面での快適性も向上した。2)制動力を高めたブレーキや、握り心地に優れた新形状グリップ、新しいデザインの丸型バスケット、耐久性を強化したリアキャリアの採用など、自転車仕様の品質向上を図っている。特に、「PAS リチウム L スーパー」と「PAS CITY-S リチウム L スーパー」については、高い走行性能に合わせ、新強化リアハブ及び強化チェーンを採用するほか、ワンサイズ太くしたころがり抵抗の低い新タイヤを採用することで、パワフルなアシスト力と長距離走行を両立させた。

商品の概要

 1993年に世界で初めて電動アシスト自転車を開発・発売して以来、ヤマハ発動機株式会社では“人間感覚を最優先する” という開発当初の理念を受け継ぎながらPASユニットの小型軽量化やバッテリー性能の向上、走行性能、機能の進化など、年々商品の熟成を重ねてきた。電動アシスト自転車市場は順調に伸長し、2009年の年間総需要は約36.5万台(前年比約117%)となった(自転車協会データより)。
 こうした市場拡大傾向の中、2008年12月1日に「電動アシスト自転車のアシスト比率に関する法令基準の改正」が施行され、当社では、多様化する電動アシスト自転車のニーズに合わせ、長年培ってきた独自の制御技術を活かして、モデルごとに最適なアシスト力、バッテリー容量、走行距離を設定し、快適な走行を実現。さらに車体デザイン、カラーなど、選べるPASのバリエーションを拡大している。
 2010年モデルでは、軽快でパワフルな走行性能に磨きをかけるとともに、自転車仕様のさらなる向上を図った。

2010年モデルの主な特長

1)アシストフィーリングの最適化
 走行状況に応じて最適なアシスト力を引き出す要となるアシスト制御プログラムについて、制御マップの見直しを行い、発進時フィーリング、平坦路での軽快さに一層磨きをかけた。
 特に「PAS リチウム L スーパー」と「PAS CITY-S リチウムL スーパー」は、PASの心臓部とも言えるドライブユニットに耐久性と静粛性に優れたアルミハウジングを採用し、よりパワフルなアシスト力となっている。

2)走行性能向上に合わせ駆動系パーツの耐久性もアップ
 「PAS リチウム L スーパー」と「PAS CITY-S リチウム L スーパー」は、新強化リアハブ、強化チェーン、新タイヤを採用し、登坂路での軽快性や長距離での耐久性を高めた。

3)制動力の向上
 ブレーキレバー&ワイヤー、ブレーキシューに新部品を採用し、制動力及びブレーキフィーリングを向上させた。

4)自転車パーツの品質向上
「PAS リチウム L」と「PAS リチウム L スーパー」の装備
 手の小さい方でも握りやすいスマートな新形状のグリップ、大容量で使いやすい丸型バスケットを採用。後部のキャリアも耐久性の高い新型とした。また「PAS リチウム L スーパー」には、専用装備として乗り心地に優れた低反発ウレタンサドルを採用している。

「PAS CITY-S リチウム L スーパー」の装備
 通勤・通学に使われることが多いことから、従来の片足スタンドから、駐輪時の安定性がより高い両足スタンドへと変更した。

PASシリーズの主な特長

■新基準のアシスト力を遺憾なく発揮する機構
 「S.P.E.C.3」を採用
 アシスト制御の設定を見直すだけでなく、内装3段変速機のギアポジションごとに最適なアシスト力を供給する機構「S.P.E.C.3(スペックスリー/Shift Position Electric Control × 内装3段変速)」を採用。「S.P.E.C.3」は、スピードセンサーにより走行速度を検出し、モーター回転数との関係から選択しているギアを検出することにより、従来のモーター回転数のみによる制御では成し得なかった広範囲に渡るアシストを可能にし、発進時から加速、巡航時まで全域でなめらか、かつパワフルな走りを実現している。

メインスイッチ
■3つの走行モード
 パワーと距離を両立させる「標準」モードとパワフルな「強」モード、そして長距離走行を重視した「オートエコモードプラス」の3モードを採用。お客様の好みや走行シーンに合わせて最適なアシストモードを選択できる。
 「S.P.E.C.3」との組み合せによって、走行モードごとにきめ細かく無駄のないアシスト制御を実現し、パワフルなアシストと走行距離の両立を実現した。
 なお、手元のメインスイッチで簡単に走行モードの切り替えが行える。

■高出力で耐久性に優れた三元系リチウムイオンバッテリー搭載
 新基準のアシスト力との最適化を図る小型軽量高性能三元系リチウムイオンバッテリーを搭載している。

【ご参考】「一充電あたりの走行距離」の表示と測定に関する規定について
(社)自転車協会が定める電動アシスト自転車の「一充電あたりの走行距離」の表示及び測定に関する規定、並びに適用規則に基づき、「一般路走行パターン」が2010年4月以降、「標準パターン」に見直される。これに伴い従来よりも一充電あたりの走行距離の表示が短くなる。
なお当面、新旧両パターンの走行距離を併記する。

主な変更点は以下の2項目
1)\t従来2度であった坂道の勾配が4度になる
2)\t1パターンの全長が5kmから4kmへ短縮

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