2011年にDTMドイツツーリングカー選手権でチャンピオンを獲得したマルティン・トムジクと、今年2度目のダカールラリー総合優勝を達成したナッサー・アル-アティヤのふたりが、お互いのマシンをスイッチする一風変わった動画が公開されている。
今回の試みでは、ダカールラリーに投入されているミニ・オール4レーシングをトムジクが、DTMを戦うBMW M4 DTMをアル-アティヤがドライブ。トムジクはドバイ、アル-アティヤがドイツのオッシャースレーベンでの走行に臨んだ。
かねてよりダカールラリー参戦の夢を口にしていたトムジクは走行後、「ミニ・オール4レーシングをドバイの砂丘で走らせるのは、素晴らしい体験だったよ」とコメント。
「ミニ・オール4レーシングは、トルクがとても力強かった。砂丘を超える時は、アドレナリンが放出されるのを感じたよ」
「サーキットでのドライビングとはまったく違う経験だった。ナッサーや他のMINIドライバーが、どれだけ難しいことをダカールラリーでやっているのかを痛感したよ」
一方のアル-アティヤも「BMW M4 DTMは素晴らしかった」と、DMT車両のインプレッションを語る。
「コーナーでは空力がしっかりと効いていた。信じられないくらいグリップしていたよ。DTMマシンのブレーキ性能にも驚いた。再びBMW M4 DTMをドライブする日が待ち遠しいよ」
トムジクとアル-アティヤは、DTM開幕戦ホッケンハイムの現場でもマシンをスイッチ。アル-アティヤがホッケンハイムのレーシングコースを、トムジクが世界ラリークロス選手権で使われたコースをドライブした。