「マクラーレン・ホンダの新スポンサーは日本企業だ」(ジョー・セイウォード/イギリス・ジャーナリスト)
2015年にマクラーレンと組んで、再びF1に復帰するホンダ。5月に復帰を発表したホンダは、10月に開発中のエンジン音をウェブ上で公開するなど、開発は順調に進んでいるようだ。エンジンの開発とともに、気になるのはマクラーレン・ホンダのメインスポンサーである。というのも、現在マクラーレンのメインスポンサーを務めるボーダフォンとの関係は、今シーズン限りだからである。
まだマクラーレンはボーダフォンに代わる新しいメインスポンサーの名前を発表していない。しかし、イギリス人ジャーナリストのジョー・セイウォードはすでにその情報をつかんでいるという。
「私は9月にマクラーレン・ホンダのメインスポンサーがどこになるのかという情報をつかんでおり、すでに自分が発行するメールマガジンにだけ書いた」。セイウォードによれば、会員の中にはチーム代表も含まれているという。そして、すでに9月にマクラーレン・ホンダの新スポンサーの情報は配信しているという。
「会員だけが知る権利があるから、新スポンサーがどこなのかは教えることはできない。日本のモータースポーツファンのために、これだけは教えよう。そのスポンサーは日本企業だ」とセイウォードは語る。
日本チームがF1を去り、日本人ドライバーが姿を消した現在のF1には、日本企業がかつてに比べて激減していることは確かである。もし、この話が事実だとすれば、ホンダだけでなく、トップチームのメインスポンサーになるような日本の大企業がF1に復帰することとなり、それは日本のF1ファンにとっては朗報になるだろう。
セイウォードは2012年から、ホンダのF1復帰を示唆しており、F1界でも事情通のひとりとして有名なだけに、今回あえて彼の話を掲載した。果たして、真実はいかに。
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日本人F1ジャーナリストの尾張正博氏がグランプリの現場から、ドライバーやチーム首脳の生の声、パドックを賑わせているニュースの真相、レースのキーポイントやサイドストーリーなどを自身の取材情報からお届けする。