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国内レース他ニュース

投稿日: 2009.07.12 00:00
更新日: 2018.02.15 14:04

【JF3A】全日本F3第10戦コメント:「序盤はすごくプッシュした」エリクソン


全日本F3選手権 第10戦 決勝上位ドライバーコメント

◎ Cクラス ◎
■優勝:マーカス・エリクソン
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No1/PETRONAS TOM'S F308/トヨタトムス)
「とても暑くて、非常にタフなレースになったね。スタートがうまく決まって問題なくトップに立てたので、ギャップを作ってろのマシンにスリップを作られないようにしようと思い、序盤はすごくプッシュしたよ。なんとかそれがうまくいった形だけれど、その後も安全に速くラップを刻むという点では気も遣ったし、難しいレースだったと思う。昨日は予期せぬトラブルが出てしまい、残念だった。もちろん連勝したかったというのが本音だけれど、トラブルは仕方のないものだし、チームには感謝している。それに自分のパフォーマンスにも満足のいく週末だったね。次のもてぎはオフにテストで走っているけれど、あとのオートポリスと菅生は走ったことがないので、その点ではチャンピオンシップ争いは難しい状況になるかもしれない。けれど、僕の目標はもちろんチャンピオン獲得だから、最後までベストを尽くして戦いたいね」

■2位:井口 卓人
(PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No36/PETRONAS TOM'S F308/トヨタトムス)
「昨日の国本選手とのクラッシュとの後、チーム内ではかなりピリピリしていたのですが、今日は普通に話ができていました(笑)。昨日は自分の判断ミスで勝てるレースを落としてしまったので、本当に今日はとても集中してレースに臨み、うまくスタートを決めることができたと思います。レース自体はエリクソン選手に離されてしまったんですが、とても暑くてタフなコンディションの中、自分の持っている力を出し切れたんじゃないかなとは思います。結構自分なりにプッシュしたんですが、結果的に練習走行や予選からの課題が克服できなかった感じです。今週末の結果でランキング3位になったわけですが、追われる立場より追う立場のほうが楽なので、自分を信じて自分の走りをすれば逆転できるポイント差なので、次戦以降も頑張ります」

■3位:嵯峨 宏紀
(DENSO Team Le Beausset/Car.No62/DENSO・ルボーセF308/トヨタハナシマ)
「スタートで国本選手がストールしたということもあって、自分がうまくスタートで3番手に上がることができたんですが、その後4〜5周目くらいまでは前のトムスの2台についていけたものの、タイヤが厳しくなるのが自分のほうが早かったかなという感じです。金曜の練習走行のときから、どちらかというとタイヤに厳しいセッティングにはなっていたので、そのあたりが今後に向けての課題かなと思います。前回の富士からクルマが大幅に進化したことで、なんとかトムス勢とバトルができるところまで来ていたので、今回3位という結果が残せてとてもうれしいです。繰り上がりではなく、自力での表彰台は僕自身、2006年のS-GTの鈴鹿1000km以来ということで、シャンパンファイトは久しぶりの感触ですごくうれしかったですね」

■5位:ケイ・コッツォリーノ
(TODA RACING/Car.No2/TODA FIGHTEX/無限戸田)
「昨日の予選で右リヤタイヤにブリスターができていたのですが、スタート前にそれが悪化していたということで昨日レースで使ったタイヤにグリッド上で1本だけ替えて出ることになり、気持ちの面でもちょっと厳しかったですね。それでもなんとか頑張ろうとプッシュしたんですが、レース中は左コーナーがアンダーステアに、右コーナーはオーバーステアになってしまう感じで、バランス的にも難しかった感じです。スタートも良かったのですが、前で国本選手がストールしたことでステアリングを切ったために、加速で嵯峨選手に先行されてしまって。ただ、その後のレース内容がひどかったので、いずれにしても厳しいレースになったと思います。ただ、今週末はチームがすごくいいクルマに仕上げてくれたので、感謝の気持ちでいっぱいですね」

◎ Nクラス ◎
■優勝:山本 尚貴
(HFDP RACING/Car.No7/HFDP RACING)
「2日間ともスタートでは特に失敗はしていないのですが、周りのほうが良くて結果的にトップを獲られてしまいました。ただ、週末を通じてクルマの面でも走りでも自分にアドバンテージがあると分かっていましたし、焦る必要はないと言い聞かせて1周1周走っていました。昨日は絶対に連勝するんだという気持ちがあった中で、自分に変なプレッシャーを掛けてしまったというか、勝たないとという焦りがあって、それでミスをしてしまい気持ちの面でどん底まで落ちてしまったのですが、周りからのいろいろなアドバイスもいただきましたし、自分が好きなレースをやっているんだから、とにかく自分の走りをしようと今日は気持ちを切り替えて。その結果スタートでは先行されたものの、1周目に抜き返して、その後もギャップを広げるいいレースができたと思います。次は地元のもてぎですから、絶対にチャンピオンを獲るという目標があるので、またしっかりとした走りをして勝ちたいと思います」

■2位:佐藤 公哉
(TEAM NOVA/Car.No23/NDDP EBBRO)
「昨日はスタートで大失敗したので、とにかく今日はスタートだけに集中して、そこから先のことは前に出てから考えようかなと(笑)。そうしたら、作戦通りという感じでトップに立てたんでですけど、1周目のシケインで見事に山本選手にかわされてしまって。昨日自分のミスでコースオフした際に、芝生をたくさん抱え込んでバランスのおかしいまま走ったことで、データ的にあやふやなまま今日のレースに臨んでしまったという部分がありますが、今日のバランス的にはそんなには悪くなかったとは思います。ただ、レース中に最初左フロントタイヤにフラットスポットを作ってしまい、さらに中盤に右フロントタイヤにフラットスポットを作ってしまったので、そこからはクルマのバランスがバラバラになって前を追うという感じではなくなってしまいましたね」

■3位:小林 崇志
(HFDP RACING/Car.No8/HFDP RACING)
「今日のレースはスタートがすべてだったなと思います。昨日はおそらくレース中のラップでチームメイトの山本選手のほうが速かったというのがあって、なかなか自分のペースに自信がもてなかっただけにスタートでなんとか抜いてやろうという気持ちで行ったんですが、気合が入りすぎたのかストールしてしまって。さらに序盤、デグナーで押し出されてしまって、一時はNクラス7番手までポジションを落としてしまったんですけど、その後は前後ともバランス良くタイヤの磨耗が進んだので、ペースを上げることができて3番手まで浮上できたものの、やっぱり力不足というものを感じるレースでした」