Formula NIPPON NEWS 2009.05.08
全日本選手権フォーミュラ・ニッポン
第2戦・鈴鹿 ラウンド・プレビュー
チャンピオン松田の逆襲はあるか!?
開幕戦で健闘したルーキーにも注目
新生・鈴鹿で新生・フォーミュラ・ニッポン開催!
いよいよ来週末、5月16日(土/予選)、17日(日/決勝)に全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦が、三重県・鈴鹿サーキットで開催される。開幕戦からのインターバルは約1ヶ月半。ここからは鈴鹿に続いて第3戦ツインリンクもてぎと、中1週おいての開催となるため、ここがシリーズ前半戦の山場と言ってもいいだろう。
■新装した鈴鹿を誰がいち早くものにできるのか!?
そんな初夏の2連戦、最初の舞台となる鈴鹿は、昨年秋から改修工事に入り、先月リニューアルオープンしたばかり。そのため、今年は開幕前の合同テストが行なわれていない。つまり、どのドライバーも、レースウィークの土曜日午前中に行なわれる練習走行で、初めて鈴鹿でのFN09の感触を試すということになる。しかも、東コースは路面が張り替えられており、今までのデータを100%生かすことは難しい。そんな状況の中で、いかに持ち込みのセットアップ(車両の調整)をまとめて来られるか。このあたりが、ひとつのキーポイントとなるだろう。
■予選、決勝と白熱するのは必至!!
予選は開幕戦に続くノックアウト方式。今年はスリックタイヤが通年1スペックということで、従来の鈴鹿用よりはハード目のコンパウンドとなるため、昨年とは異なるタイヤマネージメントが要求される。また、ダウンフォースが増えている分、コーナー区間での速度は上がるはず。ただし、ラインを外すと修正も難しく、そのあたりが予選タイムの差となって現れそうだ。もちろん有利なのは、経験豊富なベテラン勢。しかし、開幕戦でQ3進出を果たせなかったルーキーたちが、どこまで食い込んでくるかというのは、見所のひとつでもある。決勝レースはどんな展開になるのか、まったく読めない。だが、白熱するのは間違いなし。レース距離が250㎞ということで、スタート時の燃料搭載量が今回もチームによって違ってくると予想されるからだ。これにより、スタートでの出足やラップタイムだけでなく、ピット戦略も変わってくる。そのあたりも含めたチームの戦略が、観戦する上でも興味深いポイントとなってくるはずだ。
■開幕戦の雪辱を期す松田、ロッテラーは要注意!
まず注目してもらいたいドライバーは、開幕戦をリタイヤで終えているディフェンディング・チャンピオンの松田次生(No.1 LAWSON TEAM IMPUL)。また、開幕前のテストで抜群の仕上がりを見せながら、開幕戦をノーポイントで終えてしまったアンドレ・ロッテラー(No.36 PETRONAS TOM'S)の動きにも注目だ。彼らは、いずれもタイトル候補の一角だけに、今回は決してポイントを取りこぼせない。すでに高ポイントを獲得しているドライバーたちとのギャップを埋めるためにも、彼らは練習走行から気合いの入った走りを見せてくれるだろう。そして、開幕戦のポールポジションを獲り、決勝3位となった平手晃平(No.20 ahead TEAM IMPUL)、優勝したブノワ・トレルイエ(No.2 LAWSON TEAM IMPUL)と最後まで競り合い2位となった伊沢拓也、この2年目コンビも今度こその初優勝を目指し奮闘することは間違えない。
加えて、ルーキーたちの走りも気になるところだ。開幕戦6位とデビュー戦でポイントを挙げた塚越広大(No.10 HFDP RACING)に、終盤彼と競り合った大嶋和也(No.37 PETRONAS TOM'S)、予選でルーキー最上位(9位)だった国本京佑(No.7 Team LeMans)。開幕戦で健闘した彼らが富士以上に体力を要求される鈴鹿で、彼らがどんながんばりを見せるかにも期待してほしい。
2009年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦 鈴鹿サーキット
■開催概要
大会名称: 2009年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦 鈴鹿サーキット
開催日程: 2009年5月16日(土) 公式予選
2009年5月17日(日) 決勝レース
開催サーキット: 鈴鹿サーキット (三重県鈴鹿市)/レーシングコース(5.807km)
オーガナイザー: グループ.オブ.スピードスポーツ(GSS)/鈴鹿モータースポーツクラブ(SMSC)/
株式会社モビリティランド 鈴鹿サーキット
公 認: 国際自動車連盟(FIA)/社団法人日本自動車連盟(JAF)
認 定: (株)日本レースプロモーション(JRP)/日本フォーミュラスリー協会(NFⅢA)/
ホンダワンメイクレースアソシエーション(H.O.C.)
後 援: 東京中日スポーツ/中日スポーツ/中日新聞社
同日開催: 2009年全日本フォーミュラ3選手権第5戦(予選・決勝5/16)・第6戦(予選5/16・決勝5/17)
2009年フォーミュラチャレンジ・ジャパン第3戦(予選・決勝5/16)・第4戦(予選5/16・決勝5/17)
ホンダエキサイティングカップワンメイクレース2009~シビックシリーズ~西日本シリーズ第3戦
■タイムスケジュール
5月16日[土] 公式予選
8:30~8:45 Formula Challenge Japan 第3戦 公式予選
8:55~9:10 Formula Challenge Japan 第4戦 公式予選
9:25~10:25 Formula NIPPON フリー走行
10:40~10:55 Formula 3第5戦 公式予選
11:05~11:20 Formula 3第6戦 公式予選
11:35~12:15 ピットウォーク
12:50~ Formula Challenge Japan 第3戦 決勝 12Laps
13:45~14:05 Formula NIPPON 第2戦 公式予選 Q1
14:15~14:25 Formula NIPPON 第2戦 公式予選 Q2
14:35~14:45 Formula NIPPON 第2戦 公式予選 Q3
15:05~15:25 CIVIC 西日本/インター第3戦 公式予選
16:00~ Formula 3 第5戦 決勝 12Laps
16:50~17:20 Kids ピットウォーク
5月17日[日] 決勝
8:30~ Formula Challenge Japan 第4戦 決勝 17Laps
9:30~10:00 Formula NIPPON フリー走行
10:30~ CIVIC 西日本/インター第3戦 決勝 12Laps
11:25~12:05 ピットウォーク
12:45~ Formula 3第6戦 決勝 17Laps
13:45~ Formula NIPPON 第2戦 コースイン/スタート進行
14:30~ Formula NIPPON 第2戦 決勝 43Laps
16:00~ Formula NIPPON 第2戦 暫定表彰式
※時間/イベント内容は進行の都合により変更する場合があります。
■イベント情報
◎コチラの!! みんなの!! 30の夢プロジェクト(第11弾)
子供(小学生)のためのモータースポーツファンクラブ「コチラレーシング」が決勝の「グリッドキッ
ズ体験」「オートスポーツ誌の記者体験」を行います。
◎鈴鹿サーキットコレクションホール ~鈴鹿を走ったマシン達~
16日、17日にピットビル2階のホスピタリティラウンジに鈴鹿を走った歴代の2輪、4輪マシンを展
示します。ティレルホンダ(1991)やマクラーレンホンダ、ラルトホンダ(1981)、NSX(1996)など。
◎ヒストリックF1デモンストレーション走行
F1/FN 全チームにタイヤを供給するブリヂストンのMS・MC タイヤ開発本部長・浜島裕英氏のトークシ
ョーとマシンのデモンストレーション走行などを開催。
・トークショー:17日(日) 12:10~ ・デモ走行:17日(日)ピットウォーク時
◎マイカーラン
17日、全イベント終了後に国際レーシングコースをご自身の車でフルコース1周(先導車あり)走る
ことができます(※要予約)。
◎松田選手スペシャルランチボックス
松阪牛の阪松とLAWSON TEAM IMPUL/松田次生がコラボレーションしたフォーミュラ・ニッポン第2戦
限定の“ビーフカツレツ”ランチボックスが登場(※要予約)。
※以上、詳しくは http://www.suzukacircuit.jp/f-nippon_s/event/ へ。
■テレビ放映スケジュール
1.地上波 テレビ東京系
「激走!GT」
5月24日(日) 17:30~18:00
2.CS J SPORTS
「フォーミュラ・ニッポン2009第2戦 決勝 鈴鹿サーキット」
5月17日(日) 14:00~17:00(初回放送/J sports 1)
5月18日(月) 20:00~22:00(再放送/J sports 1)
5月23日(土) 07:00~09:00(再放送/J sports 1)
※放送局・放送時間は変更になる場合があります。
■チケット情報
◎鈴鹿サーキット オフィシャルウェブサイト: http://www.suzukacircuit.jp/f-nippon_s/
◎鈴鹿サーキット レースチケットセンター: TEL:059-378-1111(代)
