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スーパーGTニュース

投稿日: 2010.03.21 00:00
更新日: 2018.02.15 18:50

【motoyama.net】2010 Super GT RD1 本山哲鈴鹿300KMレース予選レポート(速報)


2010Super GT RD1 鈴鹿300KMレース予選レポート(速報)

3月20日(土)
天候:晴れ
路面:ドライ
気温:18℃
路面温度:28℃(ノックダウン予選開始時)

 2010年のスーパーGT開幕戦、公式予選が、晴天の中22,000人の観衆を集めた鈴鹿サーキットで行われた。

 23号車「MOTUL AUTECH GT-R」は今季、本山哲&ブノワ・トレルエイエのゴールデンコンビをはじめ、チームは昨年とほぼ同様の布陣。そしてGT-Rにはミシュランタイヤと新型3.4リッターV8エンジンという新兵器が加わり、空力パーツもアップデート。タイトル奪還を果たすべく万全の体制で緒戦を迎えた。

 午前の練習走行は通常より長い、2時間40分に及ぶセッション。タイヤメーカーを変更した23号車にとっては特に、データ収集、そしてセットアップを煮詰める上で重要になる。開始直後にまずチェック走行を行った23号車はその後、序盤をセットアップ作業に費やし、1時間を経過したあたりからブノワがコースイン。1'55.222をマークしまずまずの出足とする。

 後半にかけては本山がしっかりと走りこみ、ベストタイムの更新はならなかったものの、6位でセッションを終えた。

 午後になり、上空にはやや雲が出てきた。午後1時15分、いよいよ今季最初の公式予選が開始。今回はノックダウン方式が採用されており、予選一回目でまずは二人のドライバーが基準タイムをクリアしなければならなかった。23号車はブノワが最初にコースインし一周目に1'58.529をマーク。その後本山が1'57.831。ここですでに予選通過は確実だったが、23号車は再びドライバーをブノワに代え、ノックアウト予選に向け精力的に走行を続ける。終盤になると一気にタイムアップを果たし、ここで叩き出したベストタイム、1'55.354は3位。上り調子でノックダウン予選を迎えた。

 スーパーGTのノックダウン予選は、3つのセッションで同じドライバーが続けてアタックすることが出来ない。23号車はブノワ、本山、ブノワの順でアタックを行った。13台中3台が振り落とされるQ1ではまず、ブノワが最初のアタックで1'53.990をマーク。その後のタイムアップはならずも、8位で通過。Q2では序盤2周は下位に甘んじたが本山がラストアタックを見事に決め、1'54.154で7位とひとつ順位を上げ最終セッションに駒を進める。

 そして開幕戦のグリッド順はQ3でのブノワのアタックに託された。ここでブノワは3周のアタックを敢行。拮抗した上位陣による激しいアタック合戦の中、ラストにこの日ベストとなる1'53.367をマークし3位に順位を上げ、開幕戦の予選を終えた。

 昨年はならなかった開幕ダッシュを果たすために、3番グリッドという好位置を獲得した23号車。このまま上位フィニッシュ、いや一昨年の再現となる開幕優勝を目指しチームは明日、決勝に挑む。

本山選手のコメント
「新エンジン、そしてミシュランタイヤという新たなパッケージで挑む最初の一戦。Q3でブノワがうまくアタックをまとめてくれたおかげで、3番グリッドといういいポジションを獲得することが出来ました。明日はもちろんそれ以上を目指します。タイトル奪還のためにも重要な開幕戦。必ず結果を出したいと思いますので、皆さんも応援、よろしくお願いいたします!」


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